- HOME
- おしゃれな結婚式を綴るコラム
- 書家直伝!招待状の宛名を美文字に書くコツとは?
書家直伝!招待状の宛名を美文字に書くコツとは?
結婚式の最初の準備といえば、招待状の作成ですよね。そして、直面するのが「封筒の宛名書きをどうするか」問題。
イマドキプレ花さんは宛名印刷についても宛名書き専用ソフトを使ってパソコン&プリンタで簡単に作成してしまう人が多いかもしれませんが、本来は印刷より手書きの方が丁寧で、届いた方にもより格式高い印象になります。
そこで今回は書家の永井先生に封筒に名前・住所を書く際のポイントを教えてもらいました!ポイントをチェックしながら美文字を目指して宛名書きに挑戦してみませんか?
美文字のプロに聞く!書き方のコツや手順とは
<今回教えてくださった先生のプロフィール>
永井先生(書道研究由源師範/書道教室 永井書院 筆心子供書道)
そもそも「筆耕」ってなに?
結婚式の筆耕とは、招待状の封筒に送り先の住所と名前を書く宛名書きのこと。手渡しする場合でもお名前だけ書くので必要です。
招待状を結婚式場で依頼した場合、宛名筆耕も注文できるところがほとんどですが、オプションで追加料金がかかることも多く、また納期もかかってくるので宛名ぐらいは自分たちでやってみようと二人で対応される場合もあります。
使用するペンは書家の先生などに依頼した場合使用するのは小筆ですが、ご本人やご両親などに書いてもらう場合は一般的に販売している書きやすい筆ペンなどでも◎
先生が教えてくれた書き方のコツとは
まずは姿勢を正しましょう
姿勢は正しくまっすぐに、左手は封筒にそっと添えます。封筒を目の前に置いて視線は各文字に向けます。住所録などリストは左に置くのがよいでしょう。
書き出しは名前から
封筒の中心にまず名前を書きます。そのあと住所を書いていきます。こうすることで汚れやにじみを防げます。
住所より名前は一段下げて書くので、余白をとりましょう。郵便番号のスペースも空けておきます。封筒の中央部分全体を使って濃くしっかり目に書いていきます。
名前が小さくなってしまうと住所もさらに小さくなり、全体的にこじんまりした完成になるので、できれば名前は封筒中央部分のスペースをしっかり使って書きましょう。
つづいて、住所・郵便番号を記入
住所は名前より一段上から書き始めます。住所が長い場合は2行に分けます。長くなりそうな場合、県名は省くのも良しとされています。
郵便番号ですが、「0(ゼロ)」などといった数字、しかも小さいサイズはかすれやすいので筆以外の書きやすいペンに変えるのもOKです。
それらを踏まえ、文字を書く時のポイントをまとめてみます。
招待状の宛名は濃く太く書くこと。
お祝いごとの文字なので、かすれたり薄字はNGです。
余白のバランスを考え、まっすぐに書くこと。
なかなかまっすぐに書けない…という方は、封筒に直接、鉛筆で薄く線を引いてその上に書いてもOK。後で消してくださいね。
落ち着いた空間の中で、1文字1文字ゆっくりと丁寧に書いていくこと。
結婚式の招待状の場合、書く枚数が多く大変なので親族の方だけ手書きにするなど、無理のないように対応するのも一つの方法です。
先生に実際書いていただいた文字です。美しい仕上がりです。
先生曰く、名前をまちがないないように落ち着いて書く、たとえ曲がっていても気持ちを込めて書けば相手にもちゃんとその思いは伝わりますよ、とのこと。本当にその通りだと思います。
招待状の宛名書き以外にも、
心付け封筒に名前を書く
お祝儀袋に名前を書く
年賀状の宛名を書く
など、名前を書く(筆を使う)というケースは色々ありますよね。
印刷すればキレイに簡単に済むことですが、今回のことをきっかけに、日常にはない静寂した空間で過ごす書道の世界に少し触れてみるのも素敵かもしれません♡
そのほか、招待状に関する豆知識やオリジナルアレンジ集のご紹介もしているので、よかったらチェックしてみてくださいね♡
招待状に関するコラムを読んでみる♡
筆耕についてご相談があれば、お気軽にファルベまでどうぞ。もちろん、そのほかウェディングアイテムのお困りごと何でもファルベにご相談くださいませ♡