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親への結婚の挨拶はどうする?服装や手土産、基本的なマナーをご紹介
親への結婚の挨拶は、服装や手土産など相手を想ったマナーが大切です。とはいえ、初対面のときは特に緊張してしまうもの。「失礼があったらどうしよう…」と不安になることも多いですよね。
今回は、結婚の挨拶に向けた流れや当日のマナー、手土産、挨拶のセリフなどをご紹介!お互いの両親に挨拶に行く予定のある方は、ぜひ参考にしてくださいね。
結婚が決まったら!
親への挨拶の流れ
2人の結婚が決まったら、なるべく早い段階で両親に挨拶にいきましょう。結婚の挨拶に向けてのおおまかな流れは以下のとおりです。
- 日程を決める
- 両親について情報交換をしておく
- 手土産を用意する
すでに両親と面識がある場合も、失礼のないマナーを心がけることが大切。挙式や披露宴に向けた準備も、お互いの両親への挨拶から始まります。
日程を決める
まずは、それぞれが自分の両親へ結婚の報告をします。そのうえで、彼または彼女を連れて行く日程を相談しましょう。
日にちは余裕をもって、2週間ほど先にするのがおすすめです。両親が「いつでも良いよ」と言ってくれるときは、食事どきを避けた14時くらいに訪問しましょう。実家が遠方の場合は、宿泊先の手配も必要です。
両親について情報交換をしておく
挨拶に行く日程が決まったら、お互いの両親の情報交換をしておきましょう。「うちのお父さん、怖そうに見えるけど人見知りなだけだから」と聞いておけば、彼も安心ですよね。職業や趣味について聞いておけば、当日の話題づくりにも困りません。
また、自分が尋ねられそうなことへの回答も考えておきましょう。家族構成や趣味だけでなく、結婚後の住まいや働き方なども答えられるよう、彼と相談しておくのがおすすめです。
手土産を用意する
当日は、手土産を忘れずに準備しておきましょう。両親に気を遣わせないよう、予算は3,000円くらいがおすすめ。両親の好みを聞いて準備するのがポイントです。
お酒の好きなお父さんには、好みの銘柄や地元の地酒。甘いもの好きのお母さんには、お気に入りのお店のお菓子も喜ばれます。生菓子はすぐに食べないといけなくなるため、食品は賞味期限の長いものを選んでくださいね。
結婚の挨拶は何を着ていく?
服装のポイント
結婚の挨拶当日は「一体何を着ていけばいいんだろう?」と迷ってしまいがちですよね。両親に安心してもらうためには、誠実さと清潔感がキーポイント。失礼のない好印象な服装を心がけましょう。
男性の服装のポイント
男性の服装は、スーツがベストです。もしくは、パンツにジャケットを合わせたきちんとしたスタイルにしましょう。
長い髪や無精ひげからは、清潔感が感じられないこともあるので気を付けて。靴を脱いで部屋に上がることを考えて、靴下もきれいなものを選びます。足元まで気を抜かず、靴はきれいに磨いておきましょう。
女性の服装のポイント
女性の服装は、スカートやワンピースがおすすめです。立ち座りすることを考えると、短い丈のものやタイトスカートは避けた方が無難。メイクはナチュラルに、長い髪はすっきりとまとめておきましょう。
玄関で脱ぎ履きに手間取らないよう、靴はシンプルなパンプスをチョイス。ネイルも短く整えて、アクセサリーは控えめなデザインを選びましょう。香水は、普段使わない人には香りがきつく感じられることもあるので気を付けてくださいね。
「玄関先」「部屋」「帰宅時・帰宅後」のマナー
当日は、遅刻はもちろんNGですが、早く到着しすぎるのもいけません。相手がまだ準備中かもしれないからです。
冬場であれば、コートは玄関の前で脱いでおきます。スマートフォンをマナーモードに切り替えるのも忘れずに。
準備ができたらいよいよ挨拶です!ここからは「玄関先」「部屋」「帰宅時・帰宅後」のマナーを予習していきましょう。
まずは笑顔で挨拶
「玄関先」のマナー
玄関先で両親と対面したら、まずは笑顔で挨拶をしましょう。
「はじめまして。〇〇と申します。本日はお時間をいただきありがとうございます」
「ごぶさたしております。本日はお招きいただきありがとうございます」
など、自己紹介は簡単なもので大丈夫です。「どうぞ」と言われてから「おじゃまします」と言って靴を脱ぎ、家にあがります。
靴は、玄関扉を背にしながら脱ぎ、家にあがってからしゃがんで向きを揃えます。なるべく靴箱から離れた壁際に置いておきましょう。
手土産はここで
「部屋」でのマナー
部屋に案内されたら、勧められた席に座ります。特に案内がない場合は、下座に座るのがマナーです。洋室であれば、入り口から一番近い席。和室であれば、床の間から遠い席が下座にあたります。
手土産を渡すタイミングは、着席前。紙袋から出し、あらためて挨拶をしながら両手で渡します。このとき、リボンやのしが相手側に向くように気を付けてくださいね。
「つまらないものですが」はよく聞くフレーズですが、謙遜するよりも相手を想って選んだことを伝えたほうが喜ばれます。
「〇〇さん(彼または彼女)からお好きだと伺ったので」
「お酒が好きだと伺ったので、ぜひ地元のお酒を召し上がっていただきたくて」
など、選んだ理由をひと言添えましょう。
両親やお茶菓子などを準備している様子がみられたら「お手伝いことはありませんか?」と声をかけるのも忘れずに。「大丈夫よ」と言われても一度では引かず、二度目で断られてから席に着きます。
出されたお茶やお菓子をいただきながら談笑し、落ち着いたころが結婚報告のタイミングです。
最後までていねいに
「帰宅時・帰宅後」のマナー
結婚の報告がすんだら、きりの良いところで「そろそろおいとまします」と切り出します。長居しすぎないよう、1時間半から2時間くらいで失礼するのがベストです。
食事や宿泊を誘われても断るのが無難ですが、両親がそのつもりで用意している場合もあるため、臨機応変に対応しましょう。
帰り際はスリッパを必ずはしに寄せておきます。両親が玄関で見送ってくれている場合は、一度振り返ると好印象です。
帰宅後は、なるべく早くお礼を伝えます。遅い時間でなければ電話で直接伝えるのがおすすめです。普段メールやLINEでやり取りをしているのであれば、メッセージでも良いですね。後日、ていねいなお礼状送っても喜ばれますよ。
いよいよ報告!
結婚の挨拶セリフ例
結婚の挨拶は、スムーズに言えるように予習しておくのがおすすめです。とはいえ「一体何をどう言えばいいの?」と迷うことも多いかもしれません。
男性と女性、それぞれのセリフ例と気を付けるポイントを、あらかじめチェックしておきましょう。
男性の挨拶セリフ例
よく聞く「娘さんをください」というフレーズは「娘がもののように扱われていやだ」と不快に感じる両親も多いようです。「結婚します」という事後報告でもなく、あくまでも「結婚を許してください」というスタンスで挨拶をしましょう。
〇〇さん(彼女)と結婚を前提に、真剣にお付き合いさせていただいております。どうか2人の結婚をお許しください。
〇〇さんと〇年間、真剣に交際させていただき、結婚するなら〇〇さんしかいないと思っております。どうか私たちの結婚をお許しください。
女性の挨拶セリフ例
女性が彼の両親に結婚報告するときは、男性から「彼女と結婚したいと思っている」と切り出してもらうとスムーズです。
結婚の報告は、女性の両親の次に男性の両親にするのが一般的。「先日、〇〇さん(彼)が実家に結婚の報告にきてくれました」という流れで挨拶できますよ。
〇〇さんとは以前から真剣にお付き合いをさせていただいております。先日は、私の両親に挨拶をしてくださり、2人も結婚に賛成してくれました。お父様とお母様にも結婚のお許しをいただきたく、本日は挨拶に伺いました。ふつつか者ではありますが、末永くよろしくお願いいたします。
親への結婚の挨拶は笑顔を忘れずていねいに
お互いの両親への結婚の挨拶は、誰もが緊張してしまうもの。それは、2人を迎える両親も同じかもしれません。相手を想う気持ちと明るい笑顔があれば、きっと大丈夫。2人の結婚準備の始まりとして、自信を持ってがんばってくださいね。