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新郎の手紙を結婚式に取り入れたい!手紙の書き方や例文を紹介
結婚式の披露宴で新婦の手紙は定番になっていますが、新郎の手紙も増えてきていることを知っていますか。親に感謝の気持ちを伝えたいのは、新郎も新婦も変わりません。結婚式に新郎の手紙を取り入れると、より印象的な結婚式になるでしょう。
そこで、新郎の手紙の渡し方や書き方、注意点や例文などについて紹介します。結婚式のイベントを何にしようか検討している方は、ぜひ参考にしてください。
新郎の手紙ってどんなもの?
新郎の手紙は、「親に向けて」の手紙と「新婦に向けて」の手紙の2種類があります。親に向けての手紙では、思い出話などを交えながら、これまで育ててくれた感謝の気持ちを伝えるのが主流です。
一方、新婦に向けての手紙では、初めて会ったときの思い出や結婚を決めた理由などを交えて、自分の素直な気持ちと「これからもよろしく」という気持ちを伝えることが定番になっています。
謝辞との違いは?
披露宴のプログラムに欠かせないものといえば、謝辞もその一つ。謝辞は披露宴の終わりに行う新郎の挨拶のことですが、これは新郎の手紙とどう違うのでしょうか?
謝辞は会場にいるゲストへ感謝の気持ちを伝えるものであるのに対し、新郎の手紙は親や新婦へ感謝の気持ちを伝えるものです。感謝の気持ちを伝える相手が異なるので、きちんと理解しておきましょう。
いつまでに準備するべき?
新郎の手紙は、遅くとも結婚式の1週間前までに準備しておくのが理想的です。式の直前だと、落ち着いて文章を考える時間もなくなってしまいます。
手紙を声に出して実際に読み上げて、文章が長くなりすぎていないか、きちんとまとまっているかを確認しておく必要があります。ときには、手紙を書き直す必要があるかもしれません。自分の気持ちがきちんと伝わる手紙にするためにも、余裕をもって準備するとよいでしょう。
新郎の手紙の渡し方
新郎の手紙は、どのタイミングで渡すかも大事です。また、どのように演出するかによって、披露宴の盛り上がりも変わるでしょう。ここでは、手紙を渡すタイミングやサプライズにする場合の演出方法を紹介します。
もし人前で手紙を読むのが恥ずかしいという場合は、必ずしも結婚式で読まなくても問題ありません。その場合は司会者に読んでもらっても良いし、結婚式前日や当日の朝渡すのも良いでしょう。
子どもから心のこもった手紙をもらって、嬉しくない親はいません。結婚式は、自分の気持ちを素直に伝える絶好のチャンス、きっと感動的な結婚式になるでしょう。
手紙を渡すタイミング
新郎の手紙は、「新婦の手紙の後」が最適なタイミングです。新婦の手紙の前にすると、新婦の手紙はないのだろうかと思うゲストもいるかもしれません。やはり式の主役は新婦なので、新婦の手紙を先にする方が良いでしょう。そして、新婦の手紙でゲストのみんなが感動して良い雰囲気になっているタイミングで、新郎の手紙という演出もあるとさらに盛り上がります。
サプライズの演出で新鮮に
新婦への手紙を書くならば、サプライズの演出にするのも良いかもしれません。新婦だけでなくゲストも感動し、みんなの思い出に残る結婚式になるでしょう。
ちなみに、サプライズの演出をもう少し加えたいなら、手紙を読む間に親や新婦との思い出いっぱいの写真をスクリーンに映し出すのもおすすめです。手紙と映像の相乗効果で、感動がさらに高まるでしょう。
ただし、式場との事前の打ち合わせが欠かせません。どのタイミングでサプライズ演出をするか、新婦にばれないように打ち合わせをしておいてください。
新郎の手紙の書き方と注意点
手紙を書くことにしたものの、どうやって書けばいいのかわからないと悩む方も多いかもしれません。そこで、新郎の手紙の書き方について紹介します。
新郎の手紙の構成の作り方
新郎の手紙をどんな構成にしたらいいのか悩む人も多いでしょう。でも、手紙の基本的な構成を理解すれば、さほど難しくありません。
構成は、大きく分けて3つに分けられます。はじめは挨拶の言葉で、呼びかけの言葉や手紙を書こうと思った理由などを伝えます。このときゲストに向けて、手紙を読ませていただくことを一言伝えましょう。
次に、具体的なエピソードです。親に向けての手紙なら、昔嬉しかったことや楽しかったことなど親との思い出で印象深いエピソードを選びましょう。新婦に向けての手紙なら、どんなところが好きか、この人でよかったと思った瞬間など、自分の気持ちを素直に伝えることがポイントです。このとき、エピソードはあれもこれも盛り込まず、1つに絞ること。
そして最後は締めくくりの言葉です。これからのふたりの新生活に向けての決意、そして感謝の言葉を伝えます。
手紙は短めにまとめる
新郎の手紙の後に、花嫁の手紙や謝辞などのプログラムが控えていることが多いので、新郎の手紙はあまり長くならないようにします。手紙の長さは、3~5分くらいが望ましいです。手紙を書いているうちに、あれもこれも伝えたいと、ついいろんなことを盛り込んでしまわないように気をつけましょう。
重ね言葉や忌み言葉は使わない
手紙を書くときに気をつけたいことの1つ目が、同じ言葉を繰り返す「重ね言葉」を使わないことです。結婚は繰り返すものではないという意味合いで、「ますます」「重ね重ね」「しばしば」などの重ね言葉を避けることが適切といえるでしょう。
2つ目は、「忌み言葉」を使わないことです。例えば、「終わる」「離れる」「切る」「冷める」など別れを連想させる言葉、「負け」など不吉な言葉は、結婚式では避けます。手紙の中に、忌み言葉や重ね言葉かわからない表現があれば、使わない方がいいかもしれません。
新郎の手紙の例文
それでは、実際に新郎の手紙を書いてみましょう。自分で文章を考えるのは大変という方は、ここで紹介する例文を参考にしてみてくださいね。
両親、父親か母親のどちらか、新婦と、手紙を贈る相手によって、文章が若干異なります。文章をアレンジしてもよいし、完全にオリジナルでも構いません。
両親に向けて書く場合
披露宴にご出席の皆さま
本日は私たちの結婚式にご列席いただき 誠にありがとうございます
私事で恐縮ですが この時間をお借りして 僕からも両親に感謝の気持ちを伝えたいと思います
父さん 母さん
〇〇年間 僕を育ててくれてありがとう
今日を無事に迎えられたのは ふたりのおかげです
いつもは照れくさくて素直に言えないけど 今日は感謝の気持ちを伝えたいと思います
中学生のころは反抗期で 父さんや母さんとは口をきかないこともしょっちゅうでした
母さんは僕のせいで学校に何度も呼び出されたこともあったよね
心配ばかりかけていたような気がします
進路で悩んでいたとき 父さんのアドバイスがとても嬉しかったです
野球部の朝練があるときは弁当が2つ必要だったけれど いつも母さんが美味しい弁当をつくってくれたよね
あの頃は素直になれず言えませんでしたが 本当にありがとう
そして 〇〇さんのお父さん お母さん
〇〇さんのような素晴らしい女性と出逢うことができ 本当に感謝しています
〇〇さんを大切に育ててきてくださってありがとうございました
これからは明るい家庭を〇〇さんと築いていきます
今まで本当にありがとうございました そしてこれからもよろしくお願いします
父親か母親のどちらかに
向けて書く場合
本日は私たちの結婚式にご列席いただき ありがとうございます
僕からも母親に感謝の気持ちを述べたいので 少しだけお時間をいただけますと幸いです
お母さん 今まで育ててくれて本当にありがとう
お父さんが天国に旅立ってから お母さんはひとりで僕と弟の2人を育ててくれました
毎日朝から晩まで仕事や家事で 休む間もなかったと思います
それでも僕たちのたわいもない話に耳を傾けてくれて そしていつもお母さんは笑顔でした
僕が今日という日を迎えられたのは お母さんのおかげです
ここまで育ててくれてありがとう
〇〇さんのお父さん お母さん
私たちの結婚を認めてくださり ありがとうございました
〇〇さんとふたりで力を合わせて 人生を歩んでいきたいと思っています
お母さん 今まで本当にありがとう
これからもよろしくお願いします
花嫁に向けて書く場合
本日は私たちの披露宴にご出席してくださり ありがとうございます
少しだけお時間をいただくことをお許しください
〇〇(新婦)へ
突然の手紙でビックリしているかもしれません
今日この場をお借りして 〇〇への気持ちを伝えたくて 手紙を書きました
僕たちが初めて会ったころのこと 覚えていますか
共通の友達が企画してくれたハイキングで出会ったよね
笑顔が素敵で みんなと楽しそうにおしゃべりする〇〇の姿に惹かれました
付き合ってからも 僕は〇〇の明るくポジティブな性格に何度も助けられました
〇〇と一緒にいると 僕だけでなくみんなが笑顔になるよね
そんな〇〇とこれから一緒の人生を歩めるのは とても嬉しいです
これからも〇〇が笑顔でいられるよう 僕も精一杯がんばります
最後になりますが 〇〇さんをこんな素敵な女性に育ててくださったお父さんとお母さん
本当にありがとうございます
〇〇 これからもよろしく
何十年たっても仲良し夫婦でいよう
手紙で感謝や決意の気持ちを伝えよう
手紙は、新郎が自分の気持ちを親や新婦に素直に伝えるチャンスです。感謝の気持ちはもちろんのこと、これからふたりで頑張っていくという決意の気持ちも込めましょう。
そして手紙だけでも十分喜ばれますが、ギフトとして手紙を渡すのもおすすめです。ファルベでは、手紙をギフトとして渡せる商品があるので、興味ある方はぜひどうぞ。手紙を上手に活用して、思い出いっぱいの素敵な結婚式にしてください。