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婚姻届受理証明書って?使える・使えない場面ともらい方を解説!
婚姻届受理証明書ってご存知ですか?名前のとおり、婚姻届を役所に提出した際、受け取れる書類のことです。しかし、発行には手数料がかかることもあり、全ての方が発行してもらえるわけではないようです。
一体どのような方が、婚姻届受理証明書を発行してもらえばいいのでしょうか。今回は婚姻届受理証明書について、概要や結婚証明書との違い、書類が使えるシーン、もらい方を解説します。
婚姻届受理証明書ってなに?
婚姻届受理証明書とは、結婚した方が必ず発行しなければならない書類ではありません。しかし、どのような書類なのか、どのような種類があるのか分かることで、自身にとって必要か否か、適切に判断できます。発行できる期限が決まっているため、婚姻届を提出する前に、婚姻届受理証明書を受け取るべきか決めておくとよいでしょう。
婚姻届受理証明書は、正式な公文書
婚姻届受理証明書とは、結婚するときに提出する婚姻届を、役所が「たしかに受け取りました」と証明するための公文書です。書類には一般的に、婚姻届を受理した旨や夫婦の氏名、日付などが記載されます。
しかし、結婚自体は婚姻届を提出した時点で正式なものとなります。そのため、とくに必要でない場合は、婚姻届受理証明書を受け取らないケースもあるでしょう。
婚姻届受理証明書の種類は?
婚姻届受理証明書には「通常タイプ」と「上質紙タイプ」「ご当地デザイン」の3種類があります。通常タイプの場合は必要事項のみが記載された、シンプルな婚姻届受理証明書です。上質紙タイプは、名前のとおり通常タイプよりもワンランク上の仕上がりで、賞状のような高級感のある証明書となっています。
また、オリジナルの「ご当地デザイン」を発行している市町村も。婚姻届を提出する役所がどのようなデザインを採用しているのか、事前に確認してみてください。
結婚証明書との違いとは?
婚姻届受理証明書と似たものに「結婚証明書」というものがあります。どちらも夫婦が結婚したことを証明するものですが、両者にはどのような違いがあるのでしょうか。またどのような場合に、結婚証明書を作成するのでしょう。結婚証明書についての概要や、作成するメリットなどを解説します。
結婚式で使うもの
結婚証明書は挙式の際、新郎新婦がサインするときに使われます。書類の形式に決まりはなく、自由なデザインのものを選ぶことができます。
しかし、結婚証明書は公文書ではないため、法的な効力はありません。あくまでも「記念品」という位置づけです。
そこで、婚姻届受理証明書が少しシンプル過ぎると感じる方には、華やかなデザインに作成できる結婚証明書が最適。部屋に飾っておくこともできるので、インテリアや思い出の品としておすすめです。
結婚式をしない場合でも記念になる!
結婚証明書は、結婚式を挙げない場合でも自由に作成できます。またデザインの種類も豊富にあり、紙だけでなくアクリルやガラスを用いた結婚証明書も作成可能。一例として、ここではファルベで購入できる「結婚証明書」を紹介します。
アクリル製の結婚証明書
1つ目は、アクリル製の結婚証明書「フルール」です。
誓いの言葉を花々が囲む、上品なデザインに仕上がっています。存在感のある大きさですがアクリル製なので軽量、持ち運びにも便利です。中央のコメントは、テンプレートの3種類と、自分達で考えるオリジナルのメッセージから選べます。
ガラスでできた結婚証明書
2つ目に紹介するのは、ガラスでできた結婚証明書「ブルースター」です。
ブルースターは、ボタニカル柄のデザインがあしらわれたクリアガラスの結婚証明書。重量感があり、高級感の漂う美しさです。メッセージの周りに描かれた花は「セルリア」と「アイビー」、そして「ブルースター」です。セルリアは可憐な心、アイビーは永遠の愛、ブルースターは幸福な愛といった、花言葉をもちます。
こちらの商品も、メッセージはテンプレート3種+オリジナルから選べます。可愛らしいデザインで、常に目の届く場所に飾っておきたくなるでしょう。
婚姻届受理証明書を使用するのはどんなとき?
何か記念になるものを残したいときや手続きに必要な方は、婚姻届受理証明書を発行するでしょう。基本的に夫婦であることを証明する書類は「戸籍」です。
しかし、婚姻届を提出してから新しい戸籍ができるまでには、最大で1週間ほどかかります。その間に、以下のような手続きが必要となる場合は、婚姻届受理証明書が有効です。
住民票の名義を変更するとき
女性は結婚後に姓が変わります。そして、名字の変更には、基本的に住民票が使われます。しかし、戸籍が変更されるまで住民票は変更されません。そこで役立つのが、婚姻届受理証明書です。
婚姻届受理証明書を提出することで、速やかに住民票の名義を変更できます。結婚後すぐに引越しをする場合などは、婚姻届受理証明書を発行するといいでしょう。
海外で挙式するとき
海外のチャペルで結婚式を挙げたい場合にも、婚姻届受理証明書が必要となります。キリスト教徒ではない方が、海外のチャペルを使用する場合は「ブレッシングスタイル」として式を挙げます。
このとき、正式な夫婦であることを証明する書類の提出が求められます。もちろん、新しい戸籍が出来上がってから挙式をする場合は、戸籍謄本でOKです。しかし、婚姻届の提出後すぐに海外で挙式をする場合は、婚姻届受理証明書が必要となります。
会社へ届け出るとき
結婚後、どちらかが相手の扶養に入る場合は、扶養家族の申請が必要です。企業によっては、結婚後すぐに申請をしなければならないケースもあります。このときに婚姻届受理証明書が有効です。
新しい戸籍の代わりに、婚姻届受理証明書を提出することで、扶養家族の申請がおこなえます。ただし、全ての企業が婚姻届受理証明書を認めているわけではないので、事前に確認しておきましょう。
婚姻届受理証明書が使えない場合もある
種類によっては、婚姻届受理証明書が無効な手続きもあります。代表的なのが「免許証」と「銀行」の名義変更です。免許証に記載された内容を変更するには、本籍地のある住民票でなければなりません。
また銀行口座の名義変更も、婚姻届受理証明書ではおこなえません。戸籍謄本または、変更済みの免許証でなればなりません。他にも、生命保険や損害保険の名義を変更する場合は、婚姻届受理証明書でなく、免許証やパスポートなどが必要となります。
婚姻届受理証明書のもらい方は?
住民票の名義変更や海外での挙式、扶養家族の申請などに役立つ婚姻届受理証明書。しかし、婚姻届を提出すれば、自動的に受け取れるわけではありません。婚姻届受理証明書を受け取るには、婚姻届の提出とは別に申請する必要があるのです。ここでは、婚姻届受理証明書のもらい方について解説します。
婚姻届受理証明書をもらう流れ
婚姻届受理証明書をもらい方は至ってシンプル。婚姻届を提出した窓口でひと言「婚姻届受理証明書をください」といえばOKです。婚姻届が問題なく受理されれば、その場ですぐに受け取れることもあります。ここで注意したいのが、婚姻届受理証明書の申請するタイミング。婚姻届受理証明書の申請期限などはないため、申請自体はいつでもできます。
しかし、婚姻届は提出した役所に1ヶ月間しか保管されません。その後は法務局に送られてしまうため、申請後すぐに「婚姻届受理証明書」が必要な場合は申請後、1ヶ月以内に窓口へいきましょう。
事前に用意するもの
婚姻届受理証明書の発行に必要なものは「本人確認書類」と「手数料」の2つ。本人確認書類として有効なものは、免許証やパスポート、マイナンバーカードなどが一般的です。自治体によって多少異なるため、心配な方は事前に確認しましょう。
婚姻届受理証明書の発行にかかる手数料は、通常タイプで350円、上質紙タイプなら1,400円です。記載事項に大きな違いはありませんが、上質紙タイプを希望する場合、すぐに発行できない可能性があるので注意しましょう。
代理人に申請してもらうことはできる?
忙しくて役所に行けないという方は、代理人に婚姻届受理証明書の発行手続きを任せることも可能です。代理人に頼む場合は、委任状と代理人の本人確認書類、代理人の印鑑が必要となります。
委任状はの形式は、自治体によって指定されている場合があるため、ホームページなどでしっかりと確認しておきましょう。
結婚の記念にもなる「婚姻届受理証明書」をもらおう!
婚姻届受理証明書は公文書であり、結婚の記念にもなります。結婚後すぐに行なわなければならない手続きはない、という方でも婚姻届の代わりに「婚姻届受理証明書」をとっておくケースも多いようです。
また記念品ならもっとオシャレなデザインにしたいという方は、結婚証明書を作成するのもおすすめ。2人の結婚は、一生に一度なので、ぜひ検討してみてください。