結婚式だからこそ親族を紹介しよう♡事前に知っておきたい『親族紹介』の形式や流れ
現代の結婚式のカタチは本当に様々。“昔とは全然違う”と言われることも多々ありますが、そんな中今も変わらず行われているのが『親族紹介』です。
親族を一気にご紹介できる結婚式の「親族紹介」
『親族紹介』とは、これから幾久しくお付き合いが始まる新郎家と新婦家の両家ご親族がお互いに「名前」や「新郎新婦との続柄」を紹介しあうもの。
結婚式は両家の親族が一堂に会するとても貴重な機会です。だからこそ、せっかく結ばれた両家の縁をより深いものとしたいですよね。今回は、そんな『親族紹介』の流れや紹介方法などをお伝えしたいと思います。
当日はどうしても緊張しがち…。ぜひ簡単に予習をして、心に余裕を持って本番を迎えて下さいね!!
行うタイミングと所要時間
親族紹介を行うタイミングは式場それぞれで違いますが、一般的に多いのは下記の2つのパターンです。
Ⅰ.挙式前
Ⅱ.披露宴開始前
ぜひ、ご自身の選ばれた式場がどのタイミングで親族紹介を行っているのか、事前に確認をしておいてください。
なぜならⅠ.挙式前 に親族紹介を行う場合、参加して貰う親族には通常のゲストよりも早めに式場に集合して貰う必要があるからです。またその旨を親族に事前に周知する為に、招待状に集合時間等を明記した「付箋」を同封するのが一般的。
ちなみにⅡ.披露宴開始前 に行う場合は「付箋」での案内は不要ですのでご安心下さい。
親族紹介に要する時間は、親族の人数によっても違いますが約10~20分程度です。親族紹介の前後で親族集合写真も一緒に撮影する場合も多いので、気になる方は事前に当日の流れを確認しておきましょう。
進行役と2つの紹介形式
親族紹介の進行役は、多くの場合式場のスタッフが行います。媒酌人がいる場合は媒酌人が行ったり、式場によっては新郎の父が行う場合もあります。
また親族紹介には2つの形式があり、両家で揃えるのが基本です。それぞれにメリットがあるので、ぜひ両家の親御様にも相談のうえ、おふたりにぴったりな方法を選んで下さいね。
Ⅰ.代表者形式
Ⅱ.自己紹介形式
Ⅰ.代表者形式 は、その名の通りそれぞれ両家の代表者が親族を紹介していくという形式です。主にそれぞれの家長(父もしくは母、欠席の場合は伯父・祖父など)が代表として行います。
自己紹介形式に比べスムーズに進む場合が多いので、親族の人数が多い場合や親族紹介に充てる時間が少ない場合はおすすめです。
ただ、気を付けたいのは、当日代表者が緊張のあまり思わず続柄と名前を忘れてしまった…ということもあるということ。親族の人数が多い場合や、少し自信がない…という場合は、ぜひ事前にメモを用意し、読み上げながら行うなどの工夫をしてみて下さい。メモは、実際には使用しなかったとしても、「もしものために…」と用意をしておくだけでも緊張がほぐれるのでおすすめです。
Ⅱ.自己紹介形式 は、両家の親族がそれぞれ自分で紹介していく形式です。アットホームな雰囲気を好む方にはおすすめの形式で、親族の人数が少ない場合や当日時間に余裕がある場合もおすすめです。
ただ親族の中には、緊張しやすい方や逆にお話し好きの方など様々な方がいらっしゃると思います。出来る限りスムーズに進める為に、ぜひ話す順番や内容を簡単に事前に確認をしておきましょう。また、アットホームな雰囲気だからこそ、お話が盛り上がり過ぎることも。心配な場合は、それ以降のスケジュールに影響が出ないように、全体の目安時間も伝えておくと安心です。
親族紹介の流れ
親族紹介は多くの場合、下記のような流れで行います。
① 開始の挨拶(進行役)
② 新郎側の紹介
③ 新婦側の紹介
④ 結びの挨拶(進行役)
基本的には、「新郎新婦から見た続柄」、そして「氏名」を紹介していきますが、新郎新婦に近しい順(1親等→2親等→3親等…)に行うのが基本です。
例:父→母→兄弟姉妹→祖父母→伯父叔母など…
兄弟姉妹や伯父叔母などは、年齢順に長子(長男長女)から紹介をしていきます。
また、祖父母なども父方→母方という順番に紹介するのが一般的です。その場合、父方祖父母→母方祖父母→父方伯父叔母…とする場合もあれば、父方祖父母&伯父叔母など→母方祖父母&伯父叔母など…というように、父方すべてを紹介してから母方を紹介するという場合もあります。
紹介のしやすさや、相手への分かりやすさなどを考慮して選びましょう。
欠席者の紹介は?
当日、やむを得ない理由で欠席せざるを得ない親族がいる場合、新郎新婦と近しい親族であればある程、不要な憶測を呼ばない為にも、その理由も含めて紹介することをおすすめします。
例:新郎兄の妻〇〇は、先週第2子を出産した為欠席しております。
新郎新婦が同席しない場合も?
当日、想像以上に新郎新婦本人は忙しいもの。
その為、式場によっては、お仕度や様々な理由から新郎新婦は『親族紹介』には同席しないということもあります。その場合は、当日両家の親御様が驚かれないように、ぜひ事前に一言断っておきましょう。招待状の中に付箋でお知らせするのがベターです。
いかがでしたでしょうか?
色々と形式やポイントをお伝えしてきましたが、一番大切なのは両家の距離を少しでも縮めることです。出来る限りリラックスして『親族紹介』を迎えることが出来るように、事前に両家の親御様に紹介形式や新郎新婦の同席の有無は必ず伝えておいてくださいね。
おふたりによって結ばれた両家のご縁が、ぜひ素敵なものとなりますように…♡♡