結婚式当日が雨でもがっかりしないで！雨の日ウェディングは縁起が良いらしい♡♡

一生に一度の大切な結婚式、やっぱり当日のお天気が気になりますよね。結婚式場の予約をする時に当日のお天気は予測もできないので、この日だったら大丈夫という保証はどこにもありません。屋外でのセレモニーや演出を予定している方は、当日雨が降った場合、予定を変更したり、取りやめたりしないといけません…。晴れてくれたらいいな…と祈るほかないですよね。

けれど、当日が雨でもがっかりしないで！なぜなら、雨の日の結婚式は、昔から「縁起が良い」とされているんです！！今回は、雨の日ウェディングでも気持ちは晴れる！そんな素敵な言い伝えをご紹介したいと思います。

雨の日結婚式は縁起が良い！こんな言い伝えがあります♡

まず、はじめに。雨の日ウェディングが縁起がいいと言われているのは、日本に限ったことではないんです。世界各所で言われていると聞くと、信ぴょう性高いですよね！これを知っていたら、当日雨が降ってしまっても全然がっかりしませんよ♡

「雨降って地固まる」

良く知られたことわざですが、意味としては「アクシデントの後は、かえって良い結果や安定した状態を保てるようになる」というものです。前より基盤が固まって事態が良くなること・結束力が強くなることという意味も。結婚式のスピーチなどでも用いられることが多いことわざです。
英語だと「After rain comes fair weather（雨の後には晴れが来る）」「After a storm comes a calm（嵐のあとに凪が来る）」などの表現がありますね。アクシデントがあっても、良いことが待ってるという意味です。雨が降っても、そのあとにお二人の明るい未来が待っている！と感じることができますね。

「mariage pluvieux, mariage heureux」

こちらはフランスの言い伝えで、和訳すると「雨の日の結婚式は幸福をもたらす」というもの。フランスでは、雨の結婚式は新郎新婦が流す一生分の涙を神様が流してくれると言われているそうです。雨と一緒に天使が舞い降りてくる、雨は神様からの祝福の証などの言い伝えもあり、雨の日に結婚式をした新郎新婦は、一生幸せに暮らすことができるんだそう。なんて素敵な言い伝えなんでしょう♡♡

「Sposa bagnata, sposa fortunata」

こちらはイタリアの言葉で、和訳すると「濡れた花嫁は幸せな花嫁（雨に濡れた花嫁は幸せになれる）」というもの。元々雨は、農作物の栽培に不可欠なものです。雨が降ると土壌が良くなり繁栄するというところから、雨は縁起の良いとされているよう。たしかに、日本でも「恵みの雨」ともいわれていますし、雨にネガティブなイメージしか持っていなかった人も、これらを知ることで違うイメージを持てるのではないでしょうか。

「No rain, No Rainbow」

こちらはハワイの言い伝えで、和訳すると「雨が降らなければ、きれいな虹を見ることはできない」というもの。素敵な言葉ですよね♡雨の後にきれいな虹が見えるように、がっかりすることがあっても、そのあとにはもっと良いことが待っている！と希望に満ちた言葉ですよね。

「雨龍」

中国では、古くから「雨龍」と呼ばれる神様の使いである龍が「神が恵みを授けた証」として雨を降らせるという言い伝えがありました。そのため、結婚式に雨が降ることは、神様に祝福されていてとても縁起が良いとされ、婚礼時に雨を望む人さえいたそうです。

「雨は神様からの贈り物」

そもそも、演出として人気の高い“フラワーシャワー”や“ライスシャワー”なども神様の贈り物として雨を模したものと言われています。「雨は神様からの贈り物」ととらえて雨の日を過ごすと、少し印象も変わるのではないでしょうか。雨の日ウェディングの新郎新婦さんに、たくさんの幸せが降り注ぎますように♡

雨が降っても大丈夫！これさえしておけば安心！

雨の日ウェディングは縁起が良い♡と分かったところで、当日雨だった場合を想定して、自分達ができる準備や心構えを持っていれば、いざという時も安心です。

雨天時の対応や代替え案を前もって決めておく

例えば、バルーンリリースやフラワーシャワー、デザートビュッフェや花火演出など、ガーデンやテラスなどで行う予定にしているなら、雨が降ると難しい場合も。やむなく中止にせざる得ないものもありますが、ガーデンでの演出を室内に移動させて行うなど対応できるものもあるので、事態を想定してプランナーさんに「雨の場合はどうなりますか？」と確認を取っておくと安心です。雨の場合、予定していた演出の代わりをどうするかなど、前もってプランナーさんと相談して決めておきましょう。

お天気がどうしても心配な方は、雨のことも想定して初めから屋根のあるところのみで演出を検討する、全天候型のガーデンを備えた会場を探すなど、天候に左右されずに当日を迎えられるような工夫をしておくと安心かもしれません。

急な変更でもがっかりせずに楽しもう

お天気は急に変わることも。できると思っていたのに、急遽変更せざるを得ないことも出てくるかもしれません。けれど、せっかくの結婚式、がっかりしていてはもったいないですよ！楽しみにしていた演出であればあるほど、できないとなると残念な気持ちになると思いますが、会場には頼りになるプランナーさんやスタッフさんがたくさんいらっしゃいます！全員で結婚式を成功させようと頑張ってくれていますから、新郎新婦本人が楽しまないと意味がありません！！お二人が楽しそうにしていれば、ゲストにも伝染して、みんなが楽しく過ごせますよ♪

それと、雨の日ならではの傘さしショットや、雨粒が映り込む幻想的なショットなど、雨だからこそ撮影できるお写真もあります。晴れの日だと撮影できなかった、雨の日ならではの特別な一枚を撮影していただけるかも♡♡

雨の日こそ、ゲストへの配慮を忘れずに

雨の中、足を運んでくださるゲストが快適に過ごせるように、準備しておくと喜ばれるアイテムや新郎新婦からの気配りをご紹介します。

タオル

パーティには手荷物は少な目で参加されるゲストが多いため、雨の日だから…とタオルを持参するゲストは少ないですよね。ゲストが濡れた服や体をサッとふけるように、受付などにタオルを準備して、気軽に使っていただけるような心配りがあると喜ばれます。

化粧室の準備

お天気に関係なく、化粧室にあぶらとり紙やコットン・綿棒、ナプキンなどのアメニティを用意しているカップルは多いですが、雨の日は＋αの気遣いがあると喜ばれます。例えば、ヘアケア剤やドライヤーやヘアアイロンなど。雨が降るとヘアセットが崩れやすく、化粧室に手直しできるグッズがあれば、嬉しいですよね。女性ゲストの場合、ストッキングの替えも準備しておいてあげると喜ばれるかも。濡れたものを持ち帰るためのビニール袋やストックバッグなども置いておけば、雨の日は重宝しそうです。

送迎

当日、公共交通機関などを利用してお越しになるゲストもいるかもしれません。足元が悪い日は、駅から少し離れている場所だと歩いてくるのが大変です。タクシーチケットを渡す、配車手配をする等、ゲストが快適に移動できるように考えましょう。

最後に私の経験談を…

実は、何を隠そう私自身の結婚式も雨でした。屋外でする予定だった演出は室内や屋根のある通路を使って行いました。しかも初めはしとしと程度だった雨も、披露宴が終わってゲストが帰る時にはものすごい大雨！来てくださったゲストにも申し訳ない気持ちでいっぱいで…。せっかく予定していたことを全部できなかったことも、個人的には心残りでもありました。

けれど、祖母から「雨の日の結婚式は「幸せが降りこんでくる」と言って、とても縁起がいいのよ。良かったね！」という言葉をもらって気持ちが変わりました。私は結婚式の日に限って雨が降るなんてついていないな…と思っていたので、祖母の言葉でとても救われたのを覚えています。後で調べてみると、「雨が降る」→「降り込む」→「振り込む」→「幸せが振り込む」と言われ、雨の結婚式は縁起が良いとされていると知りました。

今では家族や友人に「〇〇の結婚式、帰りにすごい雨が降ったよね。だから逆にすごく思い出に残ってる。」なんて、笑い話になっていたり。その後、何かイベントごとで雨が降るたびに、「また雨だね…(笑)」なんてネタ化してしまっています。もちろん、私達にとっても雨の結婚式が忘れられない思い出深い一日になったのも確か。それから、雨の日に参加した結婚式では、私も同じように言ってもらって嬉しかった祖母の言葉を伝えるようにしています。

だから、待ちに待った一日を、お天気に気持ちを左右されずに、大切な人たちと当日をしっかり楽しんで頂きたいと思います。晴れの日でも、雨の日でも、新郎新婦さんやその周りの人達が幸せな気持ちで結婚式を迎えられ、素敵な一日を過ごせますように♡