もっとラクに楽しく!無理なく挙げる今時マタニティウェディング
おめでた婚が増えている今、マタニティウェディングは当たり前の時代。おなかに赤ちゃんがいても、キレイなドレスを着て結婚式がしたい!というプレ花嫁さんは多く、年々式を挙げるカップルが増加しています。とはいえ体調や体型など、日に日に体が変化する妊婦さんは、一生に一度の結婚式といえども無理は禁物。そこで、結婚式&準備をもっとラクに楽しくするための簡単なコツを、ちょっぴりご紹介します。
挙げるならいつがベスト?
妊娠初期はつわりの症状がひどかったりと何かとデリケートな時期。結婚式を挙げるなら、一般的に安定期と言われている妊娠5~6か月あたりがおすすすめです。妊娠中期に入るこの時期は、徐々におなかもふっくらしてきますが、妊娠後期ほどは大きくはならないので、ドレスも比較的選びやすく、体調も安定してくる時期。心身ともに落ち着く妊娠中期がベストタイミングでしょう。
妊娠初期&臨月はできるだけ避けて
妊娠発覚から妊娠4か月くらいまでを妊娠初期と言いますが、この時期は心も体もデリケート。食欲がなく、つわりがひどい場合は食べた物を吐いてしまい、食事もままならないという場合も少なくありません。中にはつわりによって体重が減ってしまう妊婦さんも。貧血などの症状も出やすく、体調が安定しないことは珍しくありません。また、出産予定日の1か月前である臨月期に入ると、赤ちゃんがいつ産まれてきてもおかしくない状態。結婚式を挙げるにはちょっとリスクが高いのでおすすめしません。体調が不安定な妊娠初期、出産の準備期間に入る臨月期はできる限り避けて、結婚式の計画を立てましょう。
短期間で準備ができるプランがおすすめ!
挙げられる時期も準備期間も限られているマタニティウェディング。通常は半年から1年程度の期間で準備をすることも多いですが、そんな悠長なことは言っていられません。あれもこれもと欲張りすぎず、体に無理のない範囲で行うというのもマタニティウェディングを成功させるには大切なポイント。準備期間は大体3か月から、短い場合は1か月程度という場合も。マタニティ専用のプランであれば、妊娠中でもより体に負担なく結婚式をすることができます。プランナーは結婚式を挙げるプロ。専用プランがない場合でも、スタッフと随時相談をしながらしっかりサポートしてもらいつつ、スケジュール決めをしていきましょう。自分たちだけですべてやろうと無理はせず、たくさんのプロの力を借りれば短い準備期間でも心配無用!
電話やメールなど、遠隔操作で体の負担を軽減
日々体調が変化する妊婦さんは、遠方に何度も足を運ぶというのもなかなか大変。式場スタッフとの打ち合わせは、メールや電話をうまく利用して。会場に出向く回数を減らすだけでも体の負担はだいぶ減ります。会場の下見やドレスの試着など、絶対に足を運ばなければならないこと以外は、急な体調の変化に応じて臨機応変に対応してもらえるかをプランナーに相談してみましょう。自宅から近場の式場を選ぶというもの手段のひとつ。少し電車に乗る時間が長くても、乗り換えが1回だけ、駅から近い、階段が少ないなど、行き来しやすい会場の方が何かと安心です。体に無理なく通える場所を選んだ方がベター。
ドレスは体に負担の少ない、疲れにくいデザインを
おなかが大きくても自分に似合った最高のドレスが着たい!と思うのが花嫁心というもの。しかしながら、通常のドレスに比べるとどうしても種類が限られてしまいます。マタニティウェディングの場合は、マタニティ用のドレスが充実している会場を選んでおくとより安心。ドレスはおなかが目立ちにくく、あまり締め付けのない、体に負担の少ないデザインを選びましょう。マーメードラインのようなタイトなシルエットはちょっと不向き。結婚式は長丁場なので、長時間着ていても疲れにくいというのも選ぶうえで大切なポイントです。デザインで言えば、スカートがふんわり広がるプリンセスラインは、大きなおなかでも目立ちにくくおすすめ。エンパイアラインは胸の下が切り替えになっているので、おなかへの負担が少ないデザインです。最近はwebショップでドレスを購入する花嫁さんも少なくないようですが、マタニティの場合は通常のドレス以上に試着が大事なので要注意。こまめな試着ができるドレスショップや式場で選んだ方が失敗が少ないでしょう。
体型の変化を見越したドレス選びを
早めにドレスを選んだ場合、妊娠初期と妊娠後期ではおなかの大きさは大きく違います。デザインが気に入ったからといってあまり無理をして選んでしまうと、当日入らない!なんていう事態にも。そして、注意すべきは妊婦さんの体型の変化はおなかだけではない、ということ。バストやヒップなど、体の様々な部分が妊娠によってサイズアップします。ドレスを選ぶときはそういった体の変化を考慮したセレクトが必須。同じ妊娠周期でもおなかの大きさは人それぞれです。式の前には必ず再度試着をして、サイズを確認しましょう。
とにかくまわりの人にたくさん頼って!
結婚式は女性が主役。憧れから、式に対する強いこだわりや夢を持ったプレ花嫁さんも多くいると思います。しかし、こだわりすぎるあまり無理をして体調を崩してしまっては、当日結婚式が挙げられない…なんていう最悪の事態にもなりかねません。マタニティウェディングの場合は、もうひとりだけの体ではない、ということを頭に入れて、準備はほどほどに。妥協することも大切です。そしてパートナーや両親、式場のスタッフなど、とにかく周囲の人たちをたくさん頼ること。準備をする際には、絶対に譲れないポイント、妥協できるポイントを考えておくと、自分以外の人に任せられたり、力の入れ具合を調整できたりするので、何かとスムーズです。
妊娠中は体調によって思うように体が動かないということもしばしば。マタニティウェディングでは絶対に無理は禁物です。体に無理なく、できる範囲でする、というのが、幸せな結婚式をするうえでも心得ておくべきこと。赤ちゃんと一心同体となった女性の姿はとても神秘的です。そんな人生においても貴重な時期に挙げる結婚式は、より思い出深く、感動的なものとして心に刻まれるはず。準備はうまく手抜きをして、当日思いっきり楽しみましょう!