コンセプトウェディング成功の鍵〈 色決め 〉に便利なツール
コンセプトが決まってプランナーさんや新郎新婦さんで話し合うとき、「イメージはピンクに統一で」など色を指定したことありませんか?色の名前をあげると具体的な感じがして、共通意識を持てたなーと安心できますよね。ですがそのピンク、みんなも同じ「ピンク」をイメージできているのでしょうか…
今回はコンセプトカラーを決めたり、相性のいい配色を考えたりするのに役立つサービスのご紹介です。
画像に使われている色を抽出してくれるColor Palette Generator
パソコンの中に入っている画像をアップロードし、写真の中から色を抽出して教えてくれるサービスです。英語のサイトですが「Upload an image」をクリックして画像をアップロードするとすぐに使われている色を5つ教えてくれます。
背景とアイテム(色を抽出したいと思ったモチーフなど)にたくさん色があると、思った色を拾ってくれないことも。複数枚ショットがある場合は、試しに色々アップロードして色を調べてみると思った色味を教えてくれるかも。
直感で色のパターンを見つけてくれるAdobeの配色パターン生成ツールkurel
Adobe製の配色パターン生成サイト。マウスでポインターを掴んで(クリックしたまま)くるくる動かすとポインターの位置に合わせて色が変わります。2色目3色目をターゲットの色と近い色・遠い色など探しながら、気持ちのいい色味を見つけられるのがオススメポイント。
メニューの「探索」をクリックすると人気の配色を一覧で探すことができます。右上の検索窓で「cute」や「cool」などキーワードを入力してみてください。「ブルーは考えてなかったけどこんな組み合わせなら使ってみたい」「このパープルが入るとかっこいいなぁ」「sweetで検索したこの配色彼にぴったり♡」など、新しい発見があるかも。
可愛い&おしゃれな配色が一覧で探せるColor Hunt
こちらも素敵な配色を考えたり、センスのいい人の組み合わせを参考にするのにぴったりのサイト。メインカラーとサブカラー計4色の組み合わせで教えてくれます。右上のメニュー「…」をクリックし「Create」を開くと新しくカラーパターンを作ることができます。
自分で作って迷走しがちな時は左上メニューから「Hot」や「Popular」を選択してセンスのいい人の配色を参考にしましょう。「Popular」のソートだといいねの数順で探せて安心です。気に入った配色があったら、スクリーンショットをとったり、オンマウスした時の6桁の数字とアルファベットを控えておくなどして控えます。
和名の色が一覧になっていて見てるだけで楽しいNIPPON COLORS
色の名前をクリックすると背景の色が変わって広い面積に色が広がった時の印象を確認することができます。和の色名を確認することができます。赤っぽい色といっても紅、緋、梅などで印象はガラッと変わりますよね。
和のウェディングアイテム決めにぜひ参考にしていただきたいサイトです。右下のMUNSELLを「OFF」にすると色がぐるぐる回ってとっても綺麗!気分が上がること間違いなし♡
色を名前で指定する時の一工夫(RGBとCMYKの話)
好きな配色が決まって印刷会社さんにさあ発注しようと思った時、気に留めていただきたいことがあります。それはパソコンやスマホでみる色と、印刷物でみる色は同じようでちょっと違うということ。
パソコンで色を作るとき、色は三原色と言われるR(赤)G(緑)B(緑)の組み合わせで表現されています。名前は16進数のカラーコードとなって指定されます(例えば#84D2D7など)。印刷物の場合はC(シアン)M(マゼンタ)Y(イエロー)K(ブラック)で指定されます。
指定の仕方(基準となるルール)が違うため、表現される色域も実は同じではありません。「確かに同じ色でって頼んだのになんか違う…」と言うのはこんなところからも生まれるんですね。
今回ご紹介したツールは基本的にディスプレイで色を確認するためRGBで色を教えてくれています。印刷会社さんにオーダーされる場合はその旨を伝えて誤差が小さくて済むように相談できると安心です。
色の感じ方はそれぞれだから
自分のイメージに近い配色を見つけたら写真に撮ったり印刷したり、上手に共有できるようにしましょう。また今回ご紹介したツールを使わなくても、「ティファニーみたいなブルー」や「カープみたいな赤」と指定した方が案外しっくり来ることも。
イメージを膨らませてコンセプトにぴったりのアイテム選びを目指してくださいね。
参考に卒花さんの
オリジナル実例集をみてみる