時代は変わってきた!結婚式ならではのNGがなくなってきてるってほんと?
結婚準備を進めるなかで、「これって結婚式ではダメなやつ…?」と考える瞬間もあるかもしれませんね。マナーや常識は、時代の流れに従って移り変わっていくもの。結婚式におけるアレコレも例外ではありません。昔はNGだったけど今は大丈夫!というものもあるようですよ。
今回はそんな、“イマドキの結婚式事情”をチェック。「結婚式ってNGばっかり…」と気疲れしてしまっているプレ花さんも、少し肩の力を抜いて向き合うことができるかもしれません。
仏滅に結婚式を挙げるのは非常識?
「結婚式は大安に挙げる、仏滅は避けたほうが良い」というのが古くからの通説です。普段の生活では意識することがなくても、一生に一度の大事な日となると、暦の上での吉凶も気になりますよね。「とりあえず仏滅は避けておこう」と考えている方も多いと思いますが、一方で「仏滅こそ結婚式に良い日」とする解釈もあるようです。
仏滅の文字だけ見るとなんだかネガティブなイメージがありますが、実は「物が一度滅び、新たに物事が始まる日」という意味があるのだそう。これから新たなスタートを切る2人にとって、結婚式をするのにふさわしいとも言えます。また、式場によっては仏滅割引をしていたり、希望の時間帯に式を挙げられたり、組数が少ない分手厚いサービスが受けられたりといったメリットもあることから、あえて仏滅に式を挙げるカップルもいるのだとか。
新郎新婦やご両親、ご親族が気にしないようであれば、仏滅の結婚式はアリでしょう。「2人の記念日に式を挙げたいけど仏滅だった…」「式場が仏滅の日しか空いていない!」という方も、ポジティブに考えてみることができそうですね。
「黒」を結婚式に上手に取り入れよう
「黒」はシックでスマートなカラーですが、喪服やお葬式を連想させることから結婚式ではNGとされがち。「黒が好きだけど、結婚式だから黒いアイテムは避けなくちゃ…」と考えているプレ花さんもいるのではないでしょうか。
「お祝いの席で黒はマナー違反!」という声があるのも事実ですが、本来黒は上品でフォーマルなカラー。新郎が黒いタキシードを着たり、両家親族が黒の留袖やモーニングを着用したりすることを考えると、一概に結婚式のNGカラーとは言えないのかもしれません。
ひと昔前まではゲストの黒いパーティードレスも敬遠されていましたが、アクセサリーやバッグでアクセントをつけたり、光沢のある素材をチョイスしたりと、結婚式にふさわしいブラックドレスの着用マナーも定着してきていますよね。また、お色直しで黒いドレスを選ぶ花嫁さんもいれば、中には挙式でブラックのウェディングドレスを着用したという卒花さんもいるほど。結婚式のスタイルが多様化していく中で、黒いアイテムも受け入れられつつあります。
結婚式で上手に黒を取り入れるために気をつけたいのは、「全部真っ黒」にしないこと。席次表や席札といったペーパーアイテム、海外風のウェルカムボードなどアクセントとして黒を使えば、重くなりすぎずにモダンでスタイリッシュな空間を演出できます。ほかの色とうまく組み合わせることで、結婚式らしい華やかさも残せるはず。
黒が選択肢に加わることで、より自分の理想に近い結婚式が挙げられる気がしませんか?黒が好きな方はもちろん、「大人っぽく上品な結婚式にしたい!」という方も、必要以上に黒を避けることはなさそうですよ。
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結婚式ではリボン結びを避けるべき?
結婚式に参列するとき、「リボン結びのお祝儀袋はNG」と聞いたことはありませんか?そのイメージがあるため、結婚式ではリボン結びを避けた方がいいと思っている方もいるかもしれませんね。
そもそもリボン結び=蝶結びが良くないとされるのは、ほどけやすく何度でも結び直すことができるから。一生に一度が望ましいとされる結婚式においてはふさわしくないとの考えが一般的です。しかし、これはあくまでも水引におけるマナー。贈答ギフトのラッピングや、式のモチーフとしてリボン結びを取り入れるのは、タブーとは言えません。
リボン結びと言えば、女性らしくキュートな印象と華やかさが魅力的。リボン結びがあしらわれたメッセージカードやプチギフト、大きなリボンがデザインされたインパクト抜群のウェディングケーキなども、違和感なく受け入れられていますよね。
結婚式中のさまざまなシーンで、リボン結びのアイテムは華やかさを演出してくれます。「結ぶ」という意味からすると、結婚式にとってはとても縁起の良いモチーフなのかもしれませんね。
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引き出物のNGと言えば
結婚式の引き出物選びも、新郎新婦が頭を悩ませる項目のひとつ。何を贈ったら喜んでもらえるのか考えると同時に、引き出物としてふさわしくないアイテムも気になるところです。
割れ物や刃物は「関係が壊れる」「縁が切れる」といったことを連想させると、引き出物においてはタブーとされてきました。しかし、時代の変化に伴いこうしたしきたりを気にしない方も増えている様子。
実際に食器やグラスは引き出物の定番アイテムになっていますし、カタログギフト内にも包丁セットや食器類はたくさん掲載されていますよね。カトラリーセットやシェイバーをもらって嬉しかった!というゲストの声も聞かれ、実用性という意味で言うともらって困るものではないのかもしれません。また、刃物には「新しい未来を切り開く」「悪いものを断ち切る」という意味合いもあるのだとか。考え方によっては、結婚縁起物とも言えます。
マナー違反とまではいきませんが、こうした引き出物を気にする方がいるのも事実。特に年配の方には非常識だと思われてしまう可能性もあります。近年はゲストの年齢や性別に応じて引き出物をそれぞれ選ぶのが一般的となっているので、両家両親とも相談しながら選んでいくと良いでしょう。
結婚式のトレンドは10年ごとに移り変わると言われ、その都度常識やマナーも変化していきます。「これってNGなのでは?」と思っていた事柄も、実は世間に受け入れられているのかも。新郎新婦やご親族、ゲストの皆さんがどれだけ気にするか、というところが、最終的な判断材料になってきそうです。
これまでのしきたりに縛られすぎず、2人らしい結婚式を目指してみてはいかがでしょうか。