花嫁の手紙どんなの書いた?参考にしたい!手紙の内容大公開!
結婚式では親に感謝の気持ちを伝える手紙を書きますよね。「花嫁の手紙ってどんな内容なんだろう?」そう思ったときに参考にできる、手紙の内容をご紹介!メッセージは一般編・母子家庭編・授かり婚編の3つに分けています。それぞれの文例をチェックしながら、内容決めのポイントにも注目してみてください。
花嫁の手紙の基本!構成を確認しよう
まずは花嫁の手紙の基本の構成から見ていきましょう。
前置き・書き出し
親への呼びかけや挨拶にあたる部分です。ここで感謝の言葉を入れ、導入部分としてスムーズにエピソードへうつれる流れを作りましょう。手紙を書こうと思った理由を入れてもOK!
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エピソード
家族の思い出を、エピソードとして切り取ってみましょう。家族として印象に残っている出来事はもちろん、自分目線で“実はこういうところが印象に残っている”と思える出来事をピックアップしても◎。
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未来への決意
親を安心させる内容に。幸せになるという決意を伝えましょう。
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結び
手紙の締めくくりとなる部分です。「これからもよろしく」という気持ちを伝えましょう。最後に花婿側の親への挨拶を入れるのもアリ。
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【一般編】お父さん・お母さんそれぞれに向けた内容に
お父さん、お母さん、28年間、今日まで私をあたたかく見守り、たくさんの愛情を注いで育ててくれてありがとう。家族で過ごしていた日々を思い出すと、胸に込み上げるものがたくさんあります。
お父さん、大きな決断が必要だったとき、頼もしく相談に乗ってくれて本当にありがとう。私が進路に悩んでいたとき、一人暮らしをするか迷っていたとき、一人で抱え込む癖のある私に、そっと声をかけてくれましたね。自分から言い出せず困っていた私を察して、きちんと向き合ってくれるお父さんに、何度感謝したことでしょうか。思い返せば小さな頃からお父さんっ子で、2人で出かけることもよくありました。私のわがままに振り回されることもあったと思いますが、根気強く付き合ってくれたお父さんは、私の心強い味方です。
お母さん、いつも私を見守ってくれて本当にありがとう。お母さんは私のことをよく見てくれていて、「何か嬉しいことがあったんでしょ」「そわそわしてるけど、どうかした?」など、何でもお見通しでした。あまり周りから顔に出やすいタイプだと言われたことはないので、それだけお母さんが私のことを気にかけてくれていたのでしょう。そんな安心を与えてくれるお母さんも、お父さんと同じく私の心強い味方です。
これからはお父さんお母さんのもとを旅立ち、○○さんと新たな生活をスタートさせます。2人で幸せな家庭を築いていきますので、どうか見守っていてください。いつでも心強い味方がいるという気持ちをバネに、○○さんと協力し合って歩いていきます。
○○さんのお父さん、お母さん。最後になりますが、私たち2人を末永くよろしくお願いします。至らないところもあるかもしれませんが、あたたかく見守っていただけると幸いです
お父さんとお母さん、それぞれにまつわるエピソードと感謝の気持ちを伝える文例です。2人に向けた内容もアリですが、時間が許すならそれぞれ分けた内容にするのもおすすめですよ。
【母子家庭編】母親の存在の大きさを伝えて
お母さん、28年間、たくさんの愛情をありがとう。今日までいろんな苦労をかけてきたと思いますが、このように皆さんから祝福される日を迎えられたこと、本当に幸せに思います。今日までの日々をあらためて振り返ってみると、お母さんとの楽しかった思い出がいっぱいです。
思春期の頃は、母親というより、親身に相談に乗ってくれる友人のような存在だったのではないでしょうか。嬉しかったこと、つらかったこと、何でも一番に伝えたいと思えるくらい、私にとって心強い味方のお母さん。○○さんとは12年の交際を経て結婚に至りましたが、交際中のいろんなシーンで、お母さんに相談に乗ってもらったことを覚えています。はじめの頃はデートの服装ですら迷って決められない私でしたが、お母さんは根気強く付き合ってくれましたね。どんな小さな悩み事にもきちんと向き合ってくれるお母さんの存在はとても大きく、頼れる人がいるのは本当にありがたいことなんだと、何度も思うシーンがありました。ずっと私を支えてくれて、心から感謝しています。
私は今日、○○さんと新しい一歩を踏み出します。これから先、お母さんが私を見て「大きくなった、成長した」と安心できるよう、○○さんとあたたかい家庭を築いていきます。
そして、○○さんのお父さん、お母さん。未熟者ではありますが、○○さんと2人、手を取り合っていこうと思いますので、末永くよろしくお願いします
母子家庭という状況では母親と娘の距離が近いもの。自分にとって母親がどれだけ大きな存在だったか、2人のエピソードを交えて感謝の気持ちを伝える内容がおすすめ!手紙の内容で母親が“あの頃”を思い出し、胸があたたかくなるような演出はいかがでしょうか。
【授かり婚編】子育てに関する目標を交えて
お父さん、お母さん、28年間、大切に育ててくれてありがとう。今日この場にいる皆さんに祝福されながら、本当に幸せな日を迎えることができました。ひとえに、お父さんお母さんのおかげだと、今日までを振り返りながら実感しています。
小さな頃から我が強く、お父さんお母さんを困らせることが多かった私。大きくなってから聞いたエピソードで印象に残っているのは、「買い物先で欲しい物を見つけたとき、買わないと言うとその場にひっくり返って泣き叫んだ」という出来事。大人になった今、小さな頃の私を想像すると、お父さんお母さんの子育ての大変さを感じます。他にも、旅行中に迷子になったり、お姉ちゃんと激しいケンカをしたりといろんなエピソードがありますが、今では笑いながら教えてくれるお父さんお母さんの姿に、嬉しさと感謝の気持ちでいっぱいです。
現在妊娠中の私の目標は「お父さんお母さんのような親になること」です。子育てがどんなに大変でも、時に行き詰まってしまったとしても、お父さんお母さんが私を育ててくれたことを思い出し、子どもが将来「育ててくれてありがとう」と言ってくれるような母親を目指します。これから○○さんと子どもの3人で生活していく中、この目標を胸に、お父さんお母さんに負けないくらいあたたかい家庭を築いていきたいと思っています。
○○さんのお父さん、お母さん。私を新しい家族に迎えてくれてありがとうございます。3人で幸せな日々を送れるよう努めますので、末永くよろしくお願いします
授かり婚の花嫁の手紙には、子育てに関する目標を交えるのがポイント。子育てがはじまる時期が間近に迫っているので、どんな母親になりたいか、どんな母親を目指すか、手紙で伝えられるような内容にしましょう。
じっくり考えて思い出に残る内容に
花嫁の手紙は、これまで育ててくれた親に感謝の気持ちを伝えられる大切なもの。普段なら恥ずかしくて言えないようなことでも、素直に伝えればきっと思い出に残る手紙を完成させられます。
花嫁の手紙には「重ね言葉」や「忌み言葉」などNGとされる表現もありますが、エピソードに具体性を持たせるためにあえて使うのはアリ。なるべくやわらかい表現を使うことを意識しながら、世界にひとつの手紙に仕上げてくださいね。