招待状を出す際に返信ハガキを使って聞いておきたい内容まとめ
結婚式に招待したいゲストが決まったら、つぎは招待状の作成です。ゲストからは招待状に同封した返信ハガキに、結婚式の出欠などを記入して返信してもらいます。この機会に、ゲストへ確認しておきたいことも一緒に回答してもらえたらいいと思いませんか?
今回は招待状を出す際に、合わせてゲストに聞いておきたいことをまとめてみました。招待状を郵送したあとに「あのことも確認しておけばよかった」と後悔しないように、ぜひチェックしてくださいね。
返信ハガキに回答してもらうコツ
結婚式の出欠を回答してもらう返信ハガキ。せっかくの機会ですから、返信ハガキに出欠だけではなく、他の聞いておきたいことにも回答してもらいましょう。
ゲストへの質問は付箋(ふせん)や返信ハガキを利用
結婚式の詳細は招待状に記載し、返信ハガキに出欠の回答をしてもらいます。他にも聞いておきたいことがある場合、回答は返信ハガキにしてもらいますが、質問内容は招待状に書きません。聞いておきたいことは、付箋を使ったり返信ハガキに文章を載せたりして質問します。
付箋(ふせん)とは
結婚式の招待状に同封する小さなメッセージカードを「付箋」といいます。お知らせしたいことやお願いしたいことを、ゲストごとに伝えたいときに便利なペーパーアイテムです。
例えば受付や余興などをお願いする場合や、親族紹介の時間を知らせたい場合など、ゲスト全員に知らせる必要のない内容は、付箋を利用します。
質問内容によってアイテムを使い分けよう
では、付箋と返信ハガキのどちらのアイテムを使って質問すればいいのでしょうか。ポイントは質問したい内容によって使い分けることです。
付箋を使う場合
一部のゲストに対して聞いておきたい内容の場合は、付箋を使います。また、質問だけではなく、質問の内容に対して詳しい情報を伝えたい場合にも付箋は便利です。
返信ハガキを使う場合
ゲスト全員に対して聞いておきたい内容の場合は、返信ハガキを使って質問するといいでしょう。ただし、質問したい内容に加えて詳細を伝えたい場合は付箋を使います。
付箋の書き方
付箋は手書きでも印刷したものでも、どちらでも構いません。受け取った方が付箋に気がつきやすいように、招待状とは違う色の紙を使い、サイズも小さめがおすすめです。同じ内容を伝える方には、同じ付箋が入るようにするのが一般的です。
また、招待状と同じように慶事では使ってはいけないとされる言葉もあります。付箋を作成する際もマナーに気をつけましょう。
・句点(。)や読点(、)を使わない
・不幸や別れを連想させる「忌み言葉」を使わない
(例)別れる、切れる、終わる、離れる、など
・重ね言葉を使わない
(例)重ね重ね、たびたび、ますます、など
合わせて招待状の詳しい作成方法についてもチェックしてみましょう。『まずは基礎を知ることが大事!招待状を作る際の豆知識教えます♡』を確認してくださいね。
参考:イリスパステル招待状
招待状を送る際に聞いておくといい項目
結婚式までにゲストへ確認しておかなければならない項目はたくさんあります。つづいて招待状を送る際に、一緒に聞いておくといいことをまとめました。返信ハガキを使って、結婚式の出欠だけではない他の質問にも回答してもらいましょう。
参考:ロッティエレナ招待状
アクセス方法
式場への案内図は、招待状に必ず同封するアイテムのひとつです。さらに以下のような場合は、来場方法の確認が必要です。付箋をプラスワンして、返信ハガキを使って回答してもらうといいでしょう。ゲストにも詳しいアクセス方法についての情報が伝えられるため、便利です。
送迎バスについて
送迎バスを用意する場合は、利用人数を把握するために送迎バスを利用するかどうか確認しなければなりません。返信ハガキに、以下のような回答欄を設けるといいでしょう。
(例文)
送迎バス利用のご希望をお聞かせください。
送迎バスを〔 利用する・利用しない 〕
さらに送迎バスについて詳しい情報が決まっている場合は、付箋を利用すると便利です。送迎バス利用について返信ハガキで回答して欲しいことを伝え、以下のような送迎バスについての情報を記載します。出発場所の周辺地図も載せると、より親切ですね。
・出発時間
・出発場所
・所要時間
駐車場利用について
駐車スペースに限りがあり、事前に駐車場を利用する車両を把握しなければならない式場もあります。付箋に式場への案内図や以下の例文のような駐車場利用についてのお知らせを記載します。駐車場を利用する場合は返信ハガキのメッセージ欄に回答してもらいましょう。
(例文)
駐車スペースには制限がございます
駐車をご希望の方は 返信ハガキにてお知らせください
料理について
結婚式で出される料理は、当日の楽しみのひとつです。より多くのゲストに食事を楽しんでもらえるように、次のようなポイントを確認しましょう。
アレルギーの有無
ゲストの中にはアレルギーや持病による食事制限で、食べられないものがある方もいらっしゃるかもしれません。しかしゲスト自身から、「食事を配慮して欲しい」とはなかなか言いづらいものです。まずは式場にアレルギー対応ができるかどうか確認しましょう。対応できる場合はアレルギーの確認欄を設けることで、ゲストは気兼ねなくアレルギーを申告できます。
事前にアレルギーを把握して対応することで、ゲストにより食事を楽しんでもらえるはずです。ゲスト全員にアレルギーの確認を行う場合は、付箋は不要です。返信ハガキに一言、次のような文章を載せましょう。
アレルギーなど食べられないものがございましたら ご遠慮なくご記入ください
料理メニューの選択
料理メニューを事前に選択できる場合もあります。ゲスト全員に回答してもらうので、以下のような文章を返信ハガキに記載します。詳しいメニューが記載された付箋が用意されている場合は同封しましょう。
(例文)
ご希望のお料理をいずれかより1つ選んで〇で囲んでください
A 肉料理(洋食)
B 魚料理(和食)
二次会の出欠
招待状を作成する時期までに二次会の概要が決まっている場合は、招待状と一緒に二次会のお知らせを同封するのがおすすめです。メールで連絡することが多い二次会のお知らせですが、付箋で伝えることでより丁寧な印象になります。情報が書かれた付箋が手元にも残るので、ゲストもメールを読み返す必要がなく、当日の確認がしやすくなります。
二次会の案内はゲスト全員に行うわけではありません。二次会の出欠を回答して欲しい場合は、付箋に二次会の概要と返信ハガキに出欠の回答をお願いする以下のような文章を書きましょう。
(例文)
ご出席いただける場合は 返信ハガキにお知らせください
付箋には二次会の概要について以下の項目を記載しましょう。
・日付
・受付の時間
・開宴の時間
・場所
・会場までのアクセス方法
・会費
・出欠回答の締切日
着付けやヘアセットについて
着付けやヘアセットを式場でできる場合は、案内の付箋を入れるといいでしょう。ただし着付けは限られたゲストにのみ必要な情報です。全員に付箋を入れるのではなく、女性のゲストにのみ入れるといいでしょう。親族など着付けの予約を新郎新婦が行う場合は、以下のようなメッセージを付け加えます。
(例文)
着付けのご要望がございましたら 返信ハガキにてお知らせください
さらに、更衣室の場所もお知らせすると丁寧です。女性や遠方からのゲストにとって、着替える場所があると事前にわかるのはきっと助かるはずです。
宿泊について
遠方からゲストを招く場合は、宿泊場所の案内を行いましょう。ほとんどの式場では提携ホテルがあり、通常価格よりも安く宿泊できるためです。新郎新婦が宿泊の手配を行う場合は、次のようなメッセージを付け加えましょう。
(例文)
このたびは遠方よりお越しいただくにあたり 宿泊施設をご用意させていただいております
ご都合をお知らせいただければ幸いです
番外編!余興に使う新郎新婦への質問
当日、結婚式や二次会の前に「余興で使うので新郎新婦に質問を書いてください」と用紙を渡されたことはありませんか。その後、質問が書かれた用紙をクジのように引き、新郎新婦が答えるという、一問一答形式の演出方法です。
しかし当日、その場ではなかなかおもしろい質問が思い浮かばないものです。事前に返信ハガキを使って書いてもらうと、質問をゆっくり考える時間があるので楽しい質問が多くて盛り上がるかもしれませんね。クジ引き形式にしたい場合は、前もって用紙を招待状に同封し、当日持参してもらうのもおすすめですよ。
まとめ
今回は招待状に同封する返信ハガキを使って、合わせて聞いておきたい内容や回答してもらうコツについてお伝えしました。付箋を作成する手間やコストはかかりますが、メールではなくお便りでお知らせすることで、ゲストにより丁寧な印象を与えます。返信ハガキに回答してもらうことで、メールを一件ずつ送信したり確認したりする必要もなくなり、見落としが防げる可能性も高くなります。さらに付箋に詳しい情報を記載してゲストに伝えることもできます。
結婚式までにゲストに確認しておかなければならないことは、案外たくさんあるものです。今回の記事を参考に、招待状を送る際は、他にも聞いておきたいことを合わせて確認してみてはいかがでしょうか。