親の意見を聞いちゃいました!親ギフトほしいもの、ほしくないもの
自分たちを大切に育ててくれた親に、感謝の記念品を贈呈する「親ギフト」。感激のあまり思わず涙する親の姿に、花嫁さんはもちろん、会場全体が感動に包まれますよね。しかし、実際に記念品をもらったご両親からは「正直、これをもらって困った…」という本音もしばしば聞かれます。
今回は親ギフトでもらって困ったものと、本当にうれしかったものを、卒花さんのご両親に徹底リサーチ!ギフト選びに迷った時の参考にしてくださいね。
親ギフト、もらって困ったものはこれ!
披露宴のクライマックスで、花嫁・花婿から花束とともに贈られる「親ギフト」。感動のシーンを盛り上げてくれるアイテムですが、中には「もらっても困る…」と思われやすいアイテムもあるようです。実際の声を元に、注意したいポイントをまとめました!
またカブった?デザインそっくりの置時計
「先日次女が結婚し、披露宴できれいな置時計をプレゼントしてくれました。そのときはうれしかったんですが、帰宅してふとリビングに同じような時計がすでにあることに気づきました。実は長女の披露宴でも、同じようなデザインの時計をもらったんですよね…。どちらも素敵なので別の部屋に飾ってますが、もっと違ったものでもよかったかな~」(60代女性)
親ギフトの定番と言えば、置時計。実用的でインテリアにもなるため、人気のアイテムですよね。しかしこの女性のように、同じようなデザインの時計を贈られ、微妙にカブってしまう場合もあるようです。中には「子どもが巣立った後の家庭には、そんなにたくさんの時計は必要ないと思う」(60代男性)という声も…。あえて時計を贈るのであれば、すでに持っている時計とは違ったデザインを選んだり、ひと工夫してあげたいですね。
種類豊富でカブらない!
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意外と重い!出生体重のウェイトベア
「披露宴で、生まれた時の体重と同じクマのぬいぐるみをもらいましたが、受け取った瞬間によろけてしまいました。うちの娘は3,600gの大きな赤ん坊だったので、60代半ばの身には少々重かったですね(笑)。それに、私も主人もぬいぐるみが特に好きではないので、たまに遊びに来る孫にあげようかな?と思っています」(60代女性)
かわいらしいテディベアですが、趣味に合わない人もいます。中には「クマはいらないからね」と、結婚式を控えたプレ花さんにあらかじめ伝えるご両親もいるとか…。また、すでにお孫さんがいる場合「毎日孫を抱っこしているので、それで十分」(60代女性)という声もあります。そこで最近は、ぬいぐるみの代わりに、出生体重と同じ重さのミニ米俵をプレゼントする花嫁さんも増えてきました。お米ならほぼ毎日食べるものなので、喜んでもらえそうですね。
あまり似てない?フレーム入りの似顔絵
「花束と一緒に、私たち夫婦の似顔絵に『育ててくれてありがとう』という手書きメッセージを添えた額絵をもらいました。多分、私たちの顔写真を元に描いてもらったようですが、せめて顔のシワはもうちょっと消してほしかったですね(笑)。自分の似顔絵を部屋に飾るのも…と思い、申し訳ないけどアルバムに入れています」(60代女性)
似顔絵は似すぎていても、逆に似ていなくても、人によっては飾ることに抵抗があるようです。感謝のメッセージのほか、ポエムが添えてある場合もあるので、意外と人を選ぶギフトと言えるかもしれません。贈る場合は、親の絵の好みなどを、さりげなくチェックしておきましょう。また、特に女性の場合は多少の「美化」も必要ですよ!
ほしかった&もらってうれしかった親ギフトはこれ!
ここからは、卒花さんのご両親に直接聞いた「ほしかったギフト」と「もらってうれしかったギフト」をご紹介します。もちろん人それぞれ好みが異なるため、何が喜ばれるかは一概には言えませんが、ギフト選びの参考にしてくださいね。
涙なしでは読めない「花嫁の手紙」
「以前は『花嫁の手紙なんて、恥ずかしいからやめてよ~』と娘に言っていました。でも実際に披露宴で、娘が涙で声を詰まらせながら読んでくれた時、恥ずかしながら私の方が号泣してしまいました。心のこもった手紙って、こんなに人の心を動かすんですね。娘からは、手紙の内容を刻印したプレートをもらいました。今もリビングの窓辺に置いて、大切に飾っていますよ」(60代女性)
感謝の気持ちを表現した「花嫁の手紙」。「そんなのいらない」と言っていたはずのお父さんが号泣した、というエピソードも時々耳にします。便箋に手書きした手紙も素敵ですが、最近は木製プレートにレーザーでメッセージを刻印した、おしゃれなデザインのものもあり、長く飾って楽しめると人気を集めています。
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高級感あふれる塗り箸セット
「披露宴の最後に、娘からもらった記念のお箸は、全体に金色の模様があしらわれていて、本当にきれいなんですよ!食卓に置くと身が引き締まりますし、これでいただくといつものおかずもおいしくなるような気がします。主人と色違いでおそろいのデザインというのもいいですね」(60代女性)
人と人を結ぶ“はし渡し”の役割を果たすと言われ、縁起物とされている「箸」。自分ではあまり購入する機会のない、高級感あふれる塗り箸のセットが、親ギフトとして人気を集めています。贈呈シーンを豪華に見せてくれる桐箱入りのものや、名入れサービスを行っているものもあり、いろいろなカスタマイズも可能!暮らしの中で毎日使う実用的なアイテムだからこそ、高品質なものは特に喜ばれますよ。軽いので、持ち帰る時に負担にならない点も、支持される理由の一つです。
実用性×特別感を両立
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思い出をアップデートできる写真立て
「披露宴では二人の前撮り写真を入れてプレゼントしてくれました。リビングのよく見える場所に飾って毎日眺めています。幸せそうな晴れ姿に誇らしい気持ちにさせてくれます。そして嬉しかったのが、これからも新しい家族の楽しい思い出を飾っていこうねと言ってくれたこと。この写真立てにどんな楽しい未来の写真が飾られるのか、見るたびわくわくしています。」(50代女性)
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夫婦水入らずの時間を贈る
「披露宴で、娘から老舗ホテルのディナー券をもらいました。実はこのホテル、私と妻が結婚式を挙げた思い出の場所なんです。以前一度だけ娘に話したことがあったんですが、ちゃんと覚えていてくれたんですね。まさか数十年後に、妻と2人で食事ができるなんて、思ってもみませんでした。しかもシェフからお祝いのワインをサービスでいただき、本当に素晴らしい思い出になりました」(70代男性)
ギフトにふさわしいのは、形のあるものだけではありません。最近は、食事券や旅行券など、体験をプレゼントする人が増えています。子育てを卒業したご両親に、感謝と「お疲れ様」の気持ちをこめて、2人でゆっくり過ごせる時間を贈りませんか?
喜ばれる親ギフトのヒントは、意外と身近にあるかも!
今回は、親ギフトとしておすすめのアイテムをピックアップしてご紹介しました。もちろんご両親の好みもあるため、「これが正解!」というものはありません。本当に喜んでもらえるものを選ぶためのヒントは、ご両親との思い出やさりげない会話の中にあったりします。ご両親のお人柄や趣味、好みなどを思い出しながら、じっくり選んであげてくださいね!