心配&失敗しないために、結婚式当日までに両親に出席ゲストの情報を伝えておこう
結婚式準備ではやることがいろいろとありますよね。なかでもつい後回しにしがちだったり、場合によってはうっかり忘れてしまっていたりするのが、出席ゲストの情報を両親に伝えておくこと。この工程をきちんとしていないと、当日両親が困るだけでなく、場合によってはゲストに悪い印象を与える場合もあります。ここでは、両親に伝えておくべきゲストの情報や、伝える場合の注意点についてまとめてみました。
なぜゲストの情報を両親に伝える必要があるの?
結婚式の準備は、なるべく両親を頼らず自分たちで進めたいというカップルも少なくないでしょう。けれどお式の当日は、親を頼らなければならない場面も多々あります。出席ゲストへのあいさつ回りもそのひとつ。ゲストに失礼のないようあいさつ回りをスムーズに進めるためには、あいさつ回りの順番やゲストの情報について、両親に把握しておいてもらうことがマストです。
「実は私も夫も、結婚式では両親がゲストにあいさつをして回るのが定番だと知らなくて…。事前に何も言ってないのに、席次表を頼りにきちんとあいさつ回りをしてくれた双方の両親には、もう感謝するしかありませんでした」(20代女性)
「私たちは職場結婚だったんですが、夫のほうは結婚式に来てくれる上司について、ご両親に詳しく説明していなかったみたいで。後日ある上司から『君のご両親は、きちんと段取りよくあいさつに来てくれてたよ。さすがだね』と冗談交じりで言われてしまいました。ゲストの情報を両親に伝えておくよう、夫にもちゃんと言っておけばよかったと後悔」(30歳女性)
両親に伝えておくべきゲストの情報は?
両親に出席ゲストの情報を伝えると言っても、具体的にどんなことを知らせておけばいいのでしょうか?事前に伝えておくべき情報の内容をピックアップしました。
会社関係のゲストについて
ゲストの肩書きや序列
あいさつ回りでは、できればゲストの序列や上下関係なども考慮したいところ。また、どの人にいちばんお世話になっているかなども、きちんと伝えておくといいでしょう。
新郎新婦から見たゲストとの関係性
新郎新婦から見てそのゲストが上司なのか、先輩なのか、それとも同僚や後輩なのかといった情報も、あらかじめ伝えておくと〇。ゲストによって対応を変える必要はもちろんありませんが、たとえば時間がなくて全員の席を回れない場合など、優先順位を考える参考になります。
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友人として呼んでいるゲストについて
友人との関係
いつ、何を通じて知り合った友人かなど、簡単な内容でもいいので伝えておくといいでしょう。「本日はありがとうございます」とただお礼を言うだけでなく、プラスで「同じバスケ部だったんですね。毎日遅くまで練習頑張ってましたね」など声をかける参考になります。
ゲストの現在の状況
ゲストが現在結婚しているのか、それとも独身なのか、子どもがいるかどうかなども、余裕があれば伝えておくといいかもしれません。たとえば新郎新婦より年上で独身のゲストがいた場合、誤って失礼な発言をしてしまう可能性などもあるからです。
そのほか特別に伝えておきたいこと
遠方から来てくれているゲスト
ゲストのなかには、はるばる遠くから飛行機などでかけつけてくれている人もいます。両親に前もってそのことを伝えておけば、あいさつの際に「本日は遠いところをありがとうございます」といったお礼も付け加えられるのでおすすめです。
特に親しくしているゲスト
職場関係か友人かに関わらず、ゲストのなかには、特に親しくしている相手もいますよね。そのような場合も両親に伝えておくと、「話に聞いています」「いつもお世話になっています」とプラスで言葉を添えてもらうことができるでしょう。
お酒が飲めないゲスト
ゲストへあいさつする際、たいてい両親はビールを注いで回ります。けれどゲストのなかにはビールが苦手な人やお酒が飲めない人もいるもの。お酒が飲めないことを最初から両親に伝えておけば、無理にお酒を勧めなくて済むでしょう。
ゲストの情報を伝えるときのポイントは?
両親にゲストの情報を伝えるときは、どのようなことに気をつければいいのでしょうか?注意点をいくつかご紹介します。
ポイントを絞って伝える
両親に伝える内容については上の項目でお伝えしましたが、あまり情報量が多すぎるのも考えもの。両親がすべてを把握できないばかりか、まず押さえておくべき情報がどれかがわからなくなる場合もあるからです。ゲストについて両親に伝える場合は、ある程度ポイントを絞って、本当に必要だと思うことから伝えるようにしましょう。
必ず双方の両親に伝える
結婚式準備では、基本的に両家の親に、同じタイミングで同じ情報を伝えるのが理想。そのほうが、あとから「うちは聞いてなかった!」といった状況になることもありません。ゲストについての情報も同じで、両方のゲストの情報をある程度共有しておくのがベスト。特に仕事関係のゲストに関しては、相手側の上司などにもあいさつ回りをする場合があるので、役職などもきちんと伝えておくといいでしょう。
席次表を上手に活用する
ゲストの情報を両親に伝える際、役に立つのが結婚式で使う席次表です。誰がどこに座っているかだけでなく、簡単な肩書きも確認できる席次表は、両親がゲストを把握するうえでのマストアイテムと言えます。あらかじめゲストの情報を書き込んだ席次表を、双方の両親に用意しておくのもいいでしょう。ただしあいさつの順番や注意事項を書き込んだ席次表は、くれぐれもゲストには見られないよう、取り扱いに少し注意が必要です。
参考:「ミモザ・ルフレ」席次表(入力・印刷込)完成品オーダー
ちなみに席次表はあまり手が込んでいると、パッと見て「どこに誰が座っているか」などがわかりにくい場合も。手作りでももちろん構いませんが、あいさつ回りなどで活用することも考えると、プロに任せて、見やすいレイアウトにしたほうがいいかもしれません。
席次表をオーダーしてみる
ゲストの情報は事前に分かりやすく説明を
せっかく来てくれるゲストに失礼のないようにするためにも、結婚式のゲストに関する情報は、事前に両親に伝えておくようにしましょう。ゲストについて両親に伝える場合は、ポイントを絞ることや、分かりやすい席次表を用意することなども大切です。事前準備をきちんとして、招待する側もされる側も「良かった!」と思えるお式にしてくださいね。