気にする気にしない?メルカリやお譲り、花嫁バトンって実際どう?
結婚式の準備にはなにかと費用もかさむもの。少しでも出費をおさえるために、メルカリやインスタ上での「#お譲りバトン」を利用するのもひとつの方法です。もう使う予定はないけど、処分するのはちょっともったいない…そんな卒花さんにとっても、自分が使ったアイテムが次の花嫁さんの助けになったら嬉しいですよね。
今回はそんな花嫁バトンについて、メリットやデメリット、利用する際の注意点をまとめてみました。
費用面だけじゃない!お譲りのメリットって?
必要なアイテムを安くゲットできるというイメージのあるお譲りや花嫁バトン。費用面以外にもさまざまなメリットがあります。
お譲りする側
思い入れのあるアイテムを捨てずに済む
DIYしたフォトプロップスや当日身につけたウェディンググローブ。今後使う予定はないけど、捨てるのも気が引けるアイテムってありますよね。処分するのでなく次の花嫁さんに譲るのであれば、気持ちよく手放すことができるはずです。
ちょっとしたおこづかい稼ぎに
新生活に向けて、いろいろとそろえたいものもあるのでは?お譲りすることで使わないアイテムがお金になれば、ちょっと得した気分になるかも。
次の花嫁さんの役に立てたら嬉しい!
結婚式を経験したからこそ、準備の大変さも分かるはず。自分が使用したアイテムが次の花嫁さんの助けになると思うと、なんだか嬉しいですよね。特にDIYアイテムを気に入ってもらえると、がんばって作ってよかったと思えますよ。
お譲りされる側
出費を抑えられる
お譲りの最大のメリットは、節約できるという点。ウェディングアイテムは前撮りや結婚式当日など1~2回しか使用しないものも多く、全て新しいものでそろえるとなると割に合わないように思う方もいるかもしれません。その点、お譲り品なら定価の半額以下で入手できることもしばしば。使用回数も少ないので、ほかの中古品と比べると使用感もそれほど気になりません。
使用した人の生の声を聞ける
結婚式でアイテムを使用したからこそ、卒花さんの生の声には説得力があります。「こんな点がよかった」「こうアレンジしたらもっと素敵になった」そんなアドバイスが聞けるのも、お譲り品ならではです。
既製品以外をゲットできることも
お譲りアイテムの中には卒花さんたちのDIYアイテムも多数見られます。既製品では理想通りの品が見つからなかった場合も、DIYならではのオシャレなデザインのものが見つかるかも。
また、すでに販売停止となっているものや個人輸入品など、入手困難な品がやりとりされていることも。探していたアイテムをお譲りという形で手にすることができるかもしれません。
こんなデメリットも考慮しておこう
お譲りにはメリットばかりではありません。お譲りする側、お譲りされる側、双方のデメリットも事前に確認しておきましょう。
お譲りする側
思い出の品として残せない
もう使わないとはいえ、結婚式の思い出の品を手放すのは少しさみしいもの。「やっぱり自分でとっておくんだった!」なんて後悔しないように、しっかり考えてからお譲りするようにしましょう。
送料が高くつく場合も
ウェディングアイテムはデリケートなものも多く、壊れたり傷ついたりすることのないように丁寧に梱包する必要があります。その結果、当初予定していたよりも送料がかかってしまうことも。送料込にて取り引きする場合、あらかじめどれぐらいの送料になりそうか計算した上で価格を決めると安心ですよ。
DMのやりとりはちょっと大変?
特に人気の高いアイテムだと、インスタに投稿してすぐにDMがたくさん届くということも少なくありません。一人ひとりとやりとりするのは労力のいるものですが、見落としのないようにこまめなチェックが必要となります。
お譲りされる側
新品より状態が良くないことは覚悟するべき
使用回数が少ないとはいえ、やはり新品のものより状態が劣ることは覚悟しておきましょう。どうしてもこだわりがあるものは、失敗のないよう新品を用意した方がよいかもしれません。
イメージしていたものと違う場合も
写真上では光の加減や角度によって、実物と異なる色味に写っていることもあります。サイズ感も理想と違うことがあるので、着用するものは特に見た目だけで購入することのないように。
お譲りや花嫁バトンを利用するときの注意点
気持ちよく取り引きするためには、お譲りを利用する際の注意点も知っておくべき。顔が見えないからこそ、基本的なマナーは守りましょう。
お譲りする側の注意点
お譲りルールを明記しておこう
トラブル防止のためにも、あらかじめお譲りのルールを明記しておくと安心です。支払い方法や送料の負担方法、発送にどれくらいかかるかなど、前もって公表しておくことで問い合わせ対応の負担も減らせます。
掲載する写真は加工しないものを
インスタ上でやりとりされる花嫁バトンですが、“映え”を意識するあまり写真を加工してしまうのは禁物。実物の色味や質感が分かるように、加工なしの画像を掲載しましょう。
連絡はこまめに返そう
アイテムの取り引きが決まったからには、こまめに連絡をとるように。特にプレ花さんは、結婚式の準備でなにかと落ち着かない日々を過ごしています。スムーズなやりとりで、プレ花さんを応援してあげましょう。
お譲りされる側の注意点
気になるところは納得するまで聞こう
お譲りや花嫁バトンは、ノークレームノーリターンが一般的なよう。手元に届いてから「思ってたのと違った!」なんてことにならないように、色やサイズ感、傷の有無など、気になる点はしっかりと聞いておきましょう。
スケジュールには余裕を持って
お譲りする側にも都合があり、すぐに発送できるとも限りません。また、いざ届いてから「サイズが合わなかった」「ちょっとイメージと違った」ということも考えられます。ギリギリになってから慌てることのないように、スケジュールには余裕を持ってお譲りを利用した方がベター。
返信やお礼は忘れずに
基本的なことですが、質問の返事をもらった際や取り引きが成立した際、返信やお礼を忘れないようにしましょう。お譲りする方によっては、期日以内に返信がない場合取り引きを中止することもあります。
また、無断キャンセルはもってのほか!理由があってキャンセルしなければならなくなった場合でも、きちんと連絡を。
自分が使うもの以外は新しいものを用意するべき!
さまざまなメリットのある花嫁バトンですが、お譲りに向いていないアイテムもあります。
例えば、両親へのギフトやゲストに贈るプチギフトなどの品物。まれに「用意していたけど別のものを贈った」と、お譲りに出されることがあります。未使用品には違いありませんが、相手の手に渡ってからなにか不具合があったらと考えると、控えた方が無難。ほかの人に贈るのであれば、やはり新しいものを自身で用意するのがマナーです。
“幸せバトン”とも呼ばれる、お譲りや花嫁バトン。基本的なマナーを心がければ、花嫁さん同士をつなぐ素敵な取り引きになるはずです。メリットやデメリットも把握したうえで、賢く利用してみてはいかがでしょうか。