結婚式後もゲストへの気遣いを忘れないで!良好な関係を作るためにやるべきこととは?
たくさん時間をかけて準備してきた結婚式が無事終わると、やっとほっと一息つけますよね。しかし、結婚式が終わった後も新郎新婦はやるべきことがたくさんあります。新郎新婦の対応次第では、「礼儀がなっていない」と結婚式後の関係にひびが入ってしまうことも…。
そこで今回は、結婚式後もゲストと良好な関係を築くために、やるべきことを解説します。しっかりマナーや常識のある対応をして、「気遣いのできる新郎新婦だ!」と思われるよう努めましょう!
結婚式に出席してくれた人へお礼状を書く
結婚式後に、まず取り掛かるべきなのがお礼状の準備です。式が終わったすぐは、余韻に浸っていたいものですが、大切な時間を割いてくれたゲストにはできるだけ早く感謝の気持ちを伝えましょう。遅くても1カ月以内には、なんらかの形でお礼をしてくださいね。
お礼状の書き方で注意するポイント
お礼状は前文・主文・末文の3部構成になっており、前文には拝啓や謹啓と挨拶に当たる言葉を、メインの文章である主文には結婚式のお礼の言葉や結婚後の生活について書きます。末文では、贈る相手の健康を気遣う言葉をプラスすることを忘れないでくださいね。
前文で拝啓を使用した場合は「敬具」、謹啓なら「敬白」と締めの言葉にもルールがあるので、正しい書き方が分からないときは、必ず調べてから書くようにしましょう。
SNSやメールが普及しているため、友達や親しい関係の人なら、メールなどで連絡をしてもOKです。しかし、年配の人や会ってお礼のできない人には、手紙で感謝の気持ちを伝えるといいでしょう。
親族へお礼する場合
親族は関係性にもよりますが、電話や手紙でお礼を伝えるという人が多いようです。特に年配の方だと、メールでは礼儀がなってないと思われることもあります。手紙には、新婚旅行のお土産や式の写真などを合わせて送ると喜ばれるようですよ。
会社関係者にお礼する場合
会社の上司や同僚が結婚式に参加してくれた場合は、直接お礼を言いましょう。上司に祝辞や乾杯の挨拶もお願いしたのなら、後日お礼状も送るといいですね。
受付や主賓の人には、個別にお礼をする
結婚式に出席してくださったゲストの中でも、受付や乾杯の挨拶、スピーチなどをしてくれた人には、すぐにお礼状を送るのがマナー。それぞれ詳しく見ていきましょう。
主賓&乾杯に挨拶をしてくれた人
お礼状を送る目安:式後1週間
上司にお願した場合など、すぐに会う機会のある人には直接お礼を言います。
例文
先日の結婚式の折には、私達にはもったいないご祝辞を頂き、誠にありがとうございます。
これからは夫婦で心を1つにし、お互いに協力し合い笑顔の絶えない家庭を築いて参りたいと思います。
今後もご指導を賜りますようお願い申し上げます。
余興やスピーチ、受付をしてくれた人
お礼状を送る目安:式後1週間程度
スピーチや余興をしてくれた友人には、電話や手紙などでお礼の言葉を伝えましょう。親しい友人なら、メールでもいいですね。ハネムーンのお土産やちょっとしたプレゼントを感謝の言葉と合わせて送ると、喜ばれるはずです。
ウェルカムボードやペーパーアイテムなど、演出アイテムを作ったくれた人
ウェルカムボードやペーパーアイテムなどを作ってもらった場合は、材料費を負担するのが礼儀です。こちらからお願いした場合でなくとも、材料費は支払うとの旨を伝えましょう。もし断れた場合は、お礼の品を贈るといいですね。
お世話になったプランナー
プランナーさんにも、結婚式後にお礼状(またはメール)を送るといいでしょう。当日でもOKですが、時間が割けない場合は後日で大丈夫です。ハネムーンのお土産や写真を贈る程度にしておくと、気を遣わせずにすみますよ。
例文
〇月〇日の結婚式では大変お世話になり、誠にありがとうございました。
○○さんのおかげで、無事式を終えることができました。
私達のこだわりに嫌な顔もせず、真摯に向き合ってくださいましたね。
おかげで一生の想い出に残る結婚式になりました。 本当にありがとうございました。
スタッフの皆さんにも、どうぞ宜しくお伝えください。
○○さんのご活躍をお祈り申し上げます。
プランナーさんにお礼メールを送る場合は、件名に結婚式の日取りと名前を入れると、分かりやすいでしょう。
参加できなかった人に、結婚報告ハガキや内祝いを贈る
結婚式に出席してくれたゲストだけでなく、人数の関係などで招待できなかった人や参加できなかった人、祝電や結婚祝をくれた人への配慮も忘れないようにしましょう。
結婚報告はがきを探す
参加できなかった人・招待できなかった人への気遣い
結婚式に招待できなかった人や参加できなかった親しい人には、結婚報告のハガキを送るといいですね。結婚式の写真を印刷したハガキだと喜ばれるはずです。もちろん結婚式に参加した友人などに送ってもOK。
目安は式後1カ月程度ですが、正月が近い場合は年賀状と兼ねてもいいでしょう。
結婚報告年賀はがきを探す
祝電を頂いた人への気遣い
式で祝電を頂いた人には、できるだけ早くお礼の連絡をしてください。目安は式後3日程度です。祝電が高額な場合は、お返しの品も合わせて贈りましょう。その場合は、電話やメールでひとまず連絡を入れておき、後日品物を贈るという流れがおすすめです。
お祝いの品を頂いた人への気遣い
結婚式に招待していない人から結婚祝いを頂いた場合は、式後1カ月以内に内祝いを贈りましょう。内祝いの相場は、頂いたアイテムの半額程度です。価格が分からない場合は、インターネットなどで、どのくらいの金額か調べてから贈りましょう。
内祝いで人気なのは、カタログギフトや食品(スイーツやグルメ)、タオルなど。複数の人からまとめてお祝いを頂いた場合は、小分け包装されたお菓子を贈るといいですね。
人気のカタログギフトはコレ!
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結婚式のお礼状は、だれにいつまでに送るかをリストアップしておくことが重要です。式の準備で忙しいと後回しになってしまい、いざ式後にお礼状を書いたり内祝いを贈ったりする際に困ることになります。
式で使った芳名帳は、ゲストのアドレス帳としても使えるので式後にお礼状を送る際にとても活躍するはず。招待できなかった人や参加できなかった人は、式がはじまる前にきちんと連絡先を聞いて、リストに書き込んでおきましょう。
式の準備から当日まで、ゲストへの気遣いが必要になるシーンはたくさんありますよね。招待状の名前ミスがないか、ゲストが心地良く過ごせる環境になっているかなど、準備や式当日までのことに目がいきがちですが、結婚式後も気を抜いてはいけません!
式後の丁寧な対応や気遣いは、今後の関係性を左右することもある大切なポイント。しっかりマナーや常識のある行動をとって、式後も良好な関係を築けるようにしていきたいですね。