結婚式の常識ってどこまで大事?本当に必要なものって何?教えて卒花さん!

最近の結婚式は多様化が進み、従来の決まり事だった“結婚式といえばコレ”という定番、いわゆる「結婚式の常識」から外れる事例も出始めています。

そんなイマドキの結婚式事情を卒花さんのインタビューを交えて、いくつかご紹介します。

席次表は必ず配るもの?

何度か友人の結婚式に出席しましたが、決まってみんな席次表を配っていました。私たちは海外風の挙式に憧れてシーティングボードを取り入れました。用意するのもラクだったし、コストの削減にも繋がって取り入れてよかったと思っています。

当たり前のように配っていた席次表ですが、席次表を配る代わりに披露宴会場入り口にシーティングボード・席次ボードを飾ってもOK。シーティングボード・席次ボードを置くことで、席次表を用意しなくてもゲストの座席を案内することができます。おしゃれなカップルに注目されている海外風の新しい席次表のカタチです。

シーティングチャート

席次表を一人ひとりに配るとなると費用面でも大変でしたが、これだと1つ用意すれば済むので節約にもなり、最近ではシーティングボード・席次ボードを取り入れる新郎新婦様も増えてきています。

シーティング・席次ボード「ナチュレ」
created by Rinker

手紙は便箋に書くのが当たり前?

手紙といえば便箋に書くものだと思っていましたが、ネットで可愛いアイテムを見つけて購入しました。両親へのサプライズにもなったし、カタチに残しておけるから両親もすごく喜んでくれて、今でも大切に飾ってくれています。

結婚式において感動のクライマックスシーンである花嫁の手紙。手紙といえば「便箋に書く」という常識を超えた新しいスタイルのアイテムも登場しています。読む姿も様になり、感動的な演出になります。 

感謝状×花嫁の手紙/木製レーザー刻印感謝状「リース」

感謝状×花嫁の手紙/木製レーザー刻印感謝状「リース」

便箋に書いた手紙はしまったままになりがちですが、こちらのアイテムは、読んだあと手紙がそのまま両親プレゼントになるので結婚式当日だけでなく、両親の自宅にも飾っておけて、いつでも思い出を振り返ることができます。

また、みんなの前で披露するのは恥ずかしいから…という方は、披露はせずにあとでこっそり両親へ結婚式の記念品としてそっと渡すこともできますね。

両親プレゼントは花束じゃないとダメ?

両親プレゼントは花束と思っていました。ですが、SNSを見てみると実用的で可愛いアイテムがたくさん♡花束は枯れてしまったら終わりなので、式後も使ってもらえるモノは??と考えて、時計を贈りました。時計ならずっと飾ってもらえてイイですよ!

両親へ渡すギフトの定番といえば花束ですが、せっかくならずっと使ってもらえるものがいいと、日常生活で使えるモノを贈る方も。

花時計フォトフレーム付き3点

こちらのギフトならたくさんあしらわれたアーティフィシャルフラワー(造花)が華やかで、花束の代わりにもなりますね。時計やフォトフレームも一体となっているので実用的でずっと使ってもらえるアイテムです。

花時計フォトフレーム付き
created by Rinker

また、両親プレゼントだけでなく、新婦様のブーケも式後に押し花にしたり、アーティフィシャルフラワー(造花)を使用したりするなど式後も飾っておけるものにする方もいらっしゃるようです。

引き出物を入れる袋も、使い捨ての紙袋ではなく、オリジナルのトートバッグにして、当日だけじゃなく、ずっと使ってもらえるものにして結婚式アイテムをその日限りにしないことを重視するカップルさんも増えています。

余興は絶対必要?

友人の結婚式に呼ばれた時にスピーチを頼まれたことがある私。その日は緊張しすぎてせっかくの美味しい料理ものどを通らず、結婚式を楽しむことができなかった思い出があります。結婚式当日はゲストの方に楽しんでもらいたいと思って余興はなしに。その代わりゲストの方と話したり、写真を撮ったりする時間をたくさん設けて、ゆっくりと落ち着いた披露宴にしました。

結婚式は友人に余興のお願いをする方も多いと思います。しかし余興の準備は時間が掛かって大変なイメージがありますよね。そもそも余興って絶対しなきゃいけないの?と思っている方も多いのではないでしょうか。

余興内容によっては結婚式当日までに集まって練習するなど、しっかりとした前準備が必要なケースも少なくありません。

また、人によっては当日余興があると思うと緊張してゆっくり楽しんでもらえないこともあるかもしれません。余興を行うゲスト以外も、余興が行われている時間はどうしても料理を食べる手が止まってしまいがちなので、しっかりと食事を味わえないこともあります。

最近では、おもてなしを重視するカップルが多くなってきており、そうしたゲストの負担をなくすために、いっそのこと余興をなしにする選択をするカップルもいます。

また、新郎新婦様とゲストの方が話したり、写真を撮る時間をたくさん取ることができるので、ゆっくり披露宴を楽しむことができるのも魅力。

引き出物は直接渡さないとダメ?

披露宴のあと二次会に呼んでいるゲストもいるため、引き出物は正直邪魔になるかなと思い宅配にすることにしました。重い引き出物を持って帰らなくていいのはラクだし身軽なのでゲストからは大好評。宅配にしてよかったなと改めて思いました。

かつては重ければ重いほどいいとされていた引き出物。結婚式場から自宅まで持ち帰るスタイルが一般的でしたが、ゲストの方の負担になってしまうことも。遠方から来てくださる方もいらっしゃるため、感謝の気持ちがこもった、ずっしり重たい引き出物を持っての長距離移動は正直大変です。

しかし、今では引き出物をご自宅に宅配するサービスもあるので、利用するカップルも増えています。宅配にすることで「気配りが行き届いている」「おもてなし感がある」など、ゲストから高評価。ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。

お二人にとってベストな方法を探そう!

このように、最近の結婚式は価値観も多様化し、それを受け入れる周囲の許容が進んできています。結婚式の内容もバリエーションが広がってきており、これまでの結婚式の常識が、常識ではなくなって徐々にスタンダードになりつつあるものも。

一生に一度の結婚式なので思い出に残る素敵な1日になるよう、お二人にとってベストな方法を探してみましょう。

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