忌み言葉って知ってる?新郎新婦が結婚式で避けたいNGワードまとめ
お祝いごとの結婚式や結婚にまつわることには、色々とタブーとされていることや、避けた方が良いことなどがあります。結婚祝いや引き出物、結婚式に参加する側の服装など、色々気をつけなくてはいけないことがありますが、結婚式で使う言葉や言い回しも同じように気をつけることが沢山。
祝辞やスピーチを頼まれた方は特に注意が必要ですが、実は、ゲストを招く側である新郎新婦も、招待状や席次表などのペーパーアイテム、プロフィールムービー、花嫁の手紙、新郎の謝辞など様々なシーンで、言葉遣いに気を付ける必要があります。結婚式での使用を避けたい言い回しや言葉、新郎新婦がつい使ってしまいがちなワードや言い換え例、一緒に見ていきましょう!
忌み言葉とは?
慶事や弔事で、縁起が悪いという理由から使用することがタブーとされている言葉を忌み言葉(いみことば)と言います。シーンによって使ってはいけない言葉が色々ありますが、結婚式では、別れや不幸をを連想させるような言葉や漢字を避けることが一般的とされています。
どんなNGワードがあるの?
別れや不幸を連想させる言葉
二人の人生のスタートである結婚式。特に「別れ」を連想させるようなワードはNGとされています。
重ね言葉
重ね言葉は同じ言葉を繰り返す言葉。結婚を繰り返すという意味合いから、結婚式での使用は控えた方がいい言葉です。
新郎新婦が使いがちなワードと言い換え方法
結婚式で使用を控えたい忌み言葉ですが、結構日常的に使う言葉、こう見るとありますよね・・・。新郎の謝辞やペーパーアイテム、プロフィールムービーやプロフィールブックなど、意識的に文章を考えなければ、知らない間に使ってしまうワードが結構ありそうです。
では、新郎新婦が実際に使ってしまいがちなワード例と言い換え方法を見てみましょう。
招待状や席次表で使いがちワード
結婚式では結構使われる「忙しい」。「忙」という文字が忌み言葉なのはご存じでしょうか?漢字の中に「亡」という字が入るため、避けたい字となっています。例えば、招待状や席次表の挨拶文で、「お忙しいところ」や「ご多忙の中」と書いてしまいがちです。
どうやって言い換えたらいい?
「亡」の文字が目に入らないよう、「お忙しい」は「おいそがしい」と、ひらがなに書き換えればOK。また、「ご多忙」は「ご多用」に言い換えましょう。
プロフィール紹介で使いがちワード
プロフィール紹介は、二人のことをざっくばらんに紹介するので、言葉遣いも自由になりがちです。案外プロフィール紹介の中にも忌み言葉が・・・
例えば、項目では、「嫌いな食べもの」「忘れられない思い出」など、プロフィール紹介では「死ぬほど●●だった(暑かった、怖かった)」「●●の転勤で離れ離れに・・・」「試験に落ちる」「別々の道へ進む」など、こう見たら、無意識のうちに使ってしまいそうな言葉ばかりです。
参考:写真で魅せるプロフィールブック(席次表付)Melinda メリンダ
どうやって言い換えたらいい?
「嫌い」→「にがて」、「忘れられない思い出」→「思い出に残るエピソード」「一番心に残っていること」、「死ぬほど」→「とても、すごく」、「離れ離れ」→「遠くで暮らす」、「試験に落ちる」→「試験がうまくいかない」、「別々の道」→「違う道」など、同じニュアンスになるよう別の言葉や言い回しに変えましょう。
親への手紙や新郎謝辞で使いがちワード
親への手紙の朗読や謝辞は、ゲストが注目するシーンなので、注意が必要です。「これからは離れて暮らすけど」「時々帰ってきたときは」や「これから新しいスタートを切ります」「まだまだ未熟な私たちですが・・・」「いろいろ」「つぎつぎ」など、忌み言葉を使いがちです。
どうやって言い換えたらいい?
「離れて暮らすけど」→「遠くに暮らすけど(行っても)」、「時々帰ってきた」→「帰省した、たまに来た」、「スタートを切る」→「始まる」、「まだまだ未熟」→「まだ未熟、今はまだ未熟」「いろいろ、つぎつぎ」→「たくさん」など、こちらも別の言い回しにすれば使えますね。
番外編 印刷物で使いがちな「、。」
忌み言葉では無いですが、結婚式のアイテムには、句読点を使用しないのが一般的。挨拶文やプロフィールなどの印刷物で使ってしまいがちですが、句読点は使用しないようにしましょう。こちらは、スペースや改行で置き換えればOKです。
全部言い換えできない!そんな時は・・・
言い換え方が分からない時は、類義語辞典を使ってみると、違う言い回しやアイデアが浮かぶことも。悩んだ時はぜひ試してみてくださいね。また、全ての忌み言葉を避けるのは案外難しいこと。気にしすぎると言いたいことも言えなくなってしまいますよね。重要なポイントはゲストが不快に感じたり、違和感を持つかどうかというところ。「別れる」「離れる」「死」など、ダイレクトにゲストにマイナスイメージが伝わりやすい言葉を避けたり、前後の文章の表現に気をつければ、少し忌み言葉が入ってしまっても、ゲストはあまり気にしません。神経質になりすぎなくても大丈夫です。
参考になりましたでしょうか?結婚式では色々気を遣わなくてはいけない部分が沢山あって、大変なこともいっぱいありますよね。大切なのは、お二人のゲストをおもてなしする気持ち。全てを完璧にすることは難しいかもしれませんが、できる限りの配慮をして、ゲストが気持ち良く過ごせる結婚式にしてくださいね。