コロナで会食するのが不安…食事なしの結婚式にゲストを招待するのってどう思う？
新型コロナウイルスの収束の目途が立たないまま、そろそろ一年が過ぎようとしています。最近は「感染対策を対策を行わず開催した、大人数や長時間の会食が原因で…」などという感染のニュースを目にすることもあり、【コロナ禍での外での会食は不安…】という方も増えています。結婚式でも、披露宴でゲストとお食事をする機会があるため、感染リスクが気になる…という新郎新婦さんもいらっしゃるかもしれませんね。
そこで、不安を少しでもなくすために、「食事なしの結婚式」をご検討のカップルもいらっしゃるよう。この場合、挙式だけ行い、披露宴は開催しないという意味になると思いますが、そういうスタイルってアリなの？ゲストってご招待しても良いものなの？と気になりますよね。結婚式だけ開催する場合のゲスト招待事情について調べてみましょう。
コロナ禍ではメリットも！食事なしの結婚式
「お食事なし」と聞くと、なんとなく寂しい印象ですが、コロナ禍において開催する結婚式としてはメリットが多そうです。
マスクを外す必要がない
結婚式で不安になる瞬間は「マスクを外している間」ではないでしょうか。お食事が出る披露宴では、マスクを外す必要がありますが、結婚式だけなら、マスクを付けたままの状態でOKですよね。
飛沫リスクが少ない
前述したとおり、結婚式だけに参加するなら、マスクを外すタイミングがなさそうですし、お食事や歓談などで気になる飛沫感染のリスクが少ないですよね。もし写真撮影があったとしても、大声で話をしたりするわけではないため、その時マスクを外したとしてもリスクは低そうです。
三密回避になる
コロナの感染対策として「三密を避ける」というものが言われていますが、結婚式だけなら招待するゲストも少なくなりそうですし、開催時間も短くて済むため、人と人との接触自体を少なくできます。人数がすくなければ、ソーシャルディスタンスもとりやすいです。
招待するゲストは最小限にできる
披露宴を行う場合は、会社関係など招待するゲストも幅広くなってしまいますが、お食事なしの結婚式ということになれば、招待するゲストも家族や親しい友人など限られたメンバーになりそう。少人数での開催であれば、感染リスクも下がりますね。
結婚式にかかる費用や準備時間を節約できる
結婚式だけを挙げるなら、費用はかなり節約できると思います。披露宴ではお食事や演出などもありますし、衣装チェンジをする方がほとんど。その部分がまるっとなくなるので、結婚式全体でかかる費用はかなりおさえられそうです。しかも披露宴を開催する時に必要な席次表や席札などの準備物も必要ないため、通常の結婚式披露宴を行う場合に比べて、準備期間も短くて済みそう。
結婚式だけ開催、ゲストは招待しても良い？
答えは「OK」です。ただし、通常の披露宴も行う結婚式とは異なりますので、注意したい部分は何点かありそうです。事前にチェックしておきましょう。
お食事がない場合は、ゲストからのご祝儀は辞退する
結婚式でいただくご祝儀にお食事の代金が含まれていますので、お食事をご用意しない場合はご祝儀は辞退しましょう。気にするゲストの方もいらっしゃると思いますので、前もって招待状に記載したり、口頭で伝えたりして、分かりやすくお断りしておくのが良いです。
それでも…とご祝儀を包まれたり、プレゼントを持ってきてくださるゲストがいらっしゃった場合は、きちんとお礼を伝え、後日内祝いを贈ってお返しをしましょう。
引出物は用意しよう
披露宴もしないし、ご祝儀もいただかないのだから、こちらから何も準備する必要がないだろう…ではなく、足を運んでくれたゲストにはきちんと感謝の気持ちも込めて、引菓子のようなちょっとしたギフトを準備しておきましょう。披露宴でおもてなしができない分、人気店や有名店のお菓子など、少し良いものを準備しておくと喜ばれそうです。そこに一人ひとりへ手書きのメッセージカードを付けておくのもオススメ。披露宴の席札メッセージの代わりです。
参加してくれたゲストへの気遣いはしっかりと！
結婚式に招待されたとき、幸せそうなお二人を見るのももちろん楽しみですが、ゲストとしてはおいしいお食事を頂けるのも楽しみのひとつ。お食事なしの結婚式に招待する場合は、嫌な言い方をしてしまうと、ゲストにとって結婚式に参加するメリットが少ないと感じる方も。先ほど引出物についても少し触れていますが、わざわざ足を運んでくれたゲストへしっかりと感謝の気持ちを直接伝えるようにしましょう。
演出もちょっとだけプラスしてみる？
結婚式だけってちょっと寂しい？そんな風に感じるなら、ゲストと一緒に結婚式を過ごしたという記念に残るような演出にこだわってみるのも◎！
結婚証明書の演出を工夫する
お二人がお互いにそれぞれが考えた誓いの言葉を、ゲストの前で読み合う「WeddingVowBook」のスタイルを取り入れたり、ゲストに承認して頂くタイプの結婚証明書を準備しておけば、結婚宣誓のシーンがより特別なものになりますね。
ダーズンローズセレモニー
ダーズンローズセレモニーとは、新郎がゲストからバラの花を一本ずつ受け取り、あつめたお花を花束にしてゲストの前で新婦へプロポーズ。受け取った新婦はそのブーケの中から一本選んで新郎の胸元に差すという、ゲスト参加型のロマンティックな演出です。ちょっとしたゲスト参加型演出を取り入れてみるのもいいですね。
リボンワンズ
リボンワンズとは、リボンや鈴をつけたスティック状のものを振って、新郎新婦をお祝いする演出のこと。ゲスト一人ひとりに配られるものなので、貸し借りなどもなく、コロナ禍のウェディングにはピッタリかも。リボンワンズのデザインに特にルールはないので、好きな色や好きな長さで手作りする花嫁さんも多いです。気軽にできそうなのでDIYチャレンジしてみるのもいいかも♪
バルーンリリース
「ふたりのしあわせが空高く天まで届きますように」という願いを込めて、空に風船を放つ演出も人気。はなったバルーンが空高く飛んでいく様子は圧巻です。ぜひ写真にもおさめたい光景です。
どんな結婚式でも、ゲストへの感謝とおもてなしの気持ちを大切に
こんな状況なので、会食なしの結婚式だけという開催という選択肢もあると思います。きっとゲストも理解してくださると思います。ただ、ゲストを招待する結婚式に小さいも大きいもありません。ゲストをお呼びする以上、しっかりと感謝の気持ちを伝え、おもてなしの心でお迎えしましょう。今回はコロナの影響で会食を控えていたとしても、状況が収束した後に、また改めてお食事会を設けても良いですよね。これからも続くゲストの関係性を大切に考えて、お二人が無事結婚できたことをご報告できるといいですね(*^_^*)
