【1月~6月】結婚式招待状の時候の挨拶!カジュアルな式にも使える文例も紹介
結婚式の招待状にも用いる時候の挨拶は、四季のある日本ならではの風習だといわれています。ある程度形式的なものを使うこともできますが、近しい人達だけで行う結婚式などでは、新郎新婦の人柄が伝わるようなカジュアルな文面で招待状を送ってみても良いかもしれません。そこで今回は、1月~6月までの一般的な時候の挨拶とカジュアルな参考文例を紹介していきます。招待状の文面に迷ったときに参考にしてみて下さいね♡
時候の挨拶とは?
時候の挨拶とは、手紙などの書き出しに用いる季節を感じさせるような言葉です。格式を重んじるような式では「○○の候」などの漢語調で、やわらかい表現にしたい場合には挨拶文が広く使われています。季節感を表しながら相手を気遣う意味もあるため、招待状を発送する時期に合わせた時候の挨拶を選びましょう。
【1月~6月】各月ごとの時候の挨拶文例
時候の挨拶のポイントは、季節感とともに相手を気遣う心配りです。ポイントを押さえればより自由な文面を考えることもできるでしょう。ここからは、一般的な時候の挨拶とともに、気心の知れた仲間や身内だけで行う式などにも使いやすいカジュアルな参考文例を紹介していきます!
1月/漢語調の挨拶
- 初春(しょしゅん)
- 小寒(しょうかん)
- 大寒(だいかん)
- 降雪(こうせつ)など
※~の候、~のみぎりなどが続きます。
1月/一般的な挨拶文
- 松の内のにぎわいも過ぎ 厳しい寒さが続いていますが
- 暖冬とは名ばかりの厳しい寒さが続く日々ですが
- 厳しい寒さの中の美しい冬晴れに心澄む季節となりましたが
※~皆様ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。などが続きます。
1月/カジュアルな文参考例
- 新しい1年が始まって早〇週間 今年も素敵な年にしていきたいと思う今日この頃 皆様ますますお元気のことと存じます
- あっという間に年が明け、慌ただしい日々を過ごしております 結婚式まであと〇日 みんなに楽しんでもらえる式になるよう 急ピッチで準備を進めています
- 1月もそろそろ下旬 新居の向かいの早咲きの梅がほころび始め 今かいまかと春を待ちわびているように感じています
- 子供の頃は楽しみだった雪の予報も 最近では各地にいるみんなの無事を願うようになりましたが お変わりないでしょうか
2月/漢語調の挨拶
- 晩冬(ばんとう)
- 立春(りっしゅん)
- 三寒四温(さんかんしおん)
- 梅花(ばいか)など
※~の候、~のみぎりなどが続きます。
2月/一般的な挨拶文
- 春とは名ばかりの寒さが続きますが
- 寒さなお厳しき折り
- 梅のつぼみも膨らみ始め 春の訪れを感じる頃となりました
※~皆様ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。などが続きます。
2月/カジュアルな文参考例
- 1年の中でも寒さが際立つ2月 今年我が家に導入したこたつから抜け出せない日々が続いていますが皆様お変わりないでしょうか
- 毎年バレンタインの季節には自分用のチョコを買いまわることが近年の楽しみのひとつです
- 今年は4年に1度のうるう年がやって来る2月 いち日だけですがなんだか得をした気分になります
- 2月と言えば毎年恒例のわが社主催の節分祭と思ってしまうのは私だけではないはず
- 天皇誕生日が2月に変わり 祝日が増えたことでお出かけの機会も増えたのではないでしょうか
3月/漢語調の挨拶
- 向春(こうしゅん)
- 春暖(しゅんだん)
- 春分(しゅんぶん)
- 春陽(しゅんよう)
※~の候、~のみぎりなどが続きます。
3月/一般的な挨拶文
- 三寒四温の言葉のように冬が行ったり来たりしている頃
- 春浅く 朝夕にはまだまだ寒さが残る日々ですが
- 春の便りが届く頃となりましたが
※~皆様ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。などが続きます。
3月/カジュアルな文参考例
- 桃の節句を迎え 今年は十数年ぶりに実家から運び出したひな人形を飾り 気持ち新たに3月を迎えました 皆様お元気にお過ごしでしょうか
- まだまだ寒い日もありますが 日差しに春を感じる機会が少しずつ増えてきました 体調など崩されていないでしょうか
- 家の周りを散歩していると 数日前まで厳しい寒さを運んだ風から春の温かさを感じるようになりました ○○さんがお住いの地域はいかがでしょうか
- 色とりどりの花々が開花し始め 街がカラフルに色づきはじめましたが お変わりなくお過ごしでしょうか
- 年度の切り替わりを間近に控え 忙しい毎日を過ごしていることと思いますが お元気にお過ごしでしょうか
4月/漢語調の挨拶
- 花冷え(はなびえ)
- 春和(しゅんわ)
- 清明(せいめい)
- 春風(しゅんぷう)
※~の候、~のみぎりなどが続きます。
4月/一般的な挨拶文
- 花冷えの日々が連日続いておりますが
- 春の風が心地よく過ぎる季節となりましたが
- うららかな春の好季を迎えましたが
※~皆様ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。などが続きます。
4月/カジュアルな文参考例
- 毎日天気予報を見ては 今かいまかと桜の開花を待ち望んでいますが ○○さんはいかがお過ごしでしょうか
- 桜も見ごろを迎え 休みの日には桜前線を追うように出かけることも増えてきましたが皆様お変わりなくお過ごしでしょうか
- 薄手のコートでも寒さをしのげる日が続き 気持ちまで軽やかになってきたように感じる今日この頃 ○○さんもお元気のことと存じます
- 新しい出会いに満ちた4月 今年もフレッシュな新入社員が続々入社し 研修や面談が次々と行われていることと存じます
- 春の陽気に誘われて 新しいことを始めようといくつもの資料を取り寄せては眺めるだけの日々が過ぎていますが ○○さんはいかがお過ごしでしょうか
5月/漢語調の挨拶
- 若葉(わかば)
- 新緑(しんりょく)
- 青葉(あおば)
- 薫風(くんぷう)
※~の候、~のみぎりなどが続きます。
5月/一般的な挨拶文
- 鯉のぼりが元気よく青空を泳ぐ頃となりましたが
- 風薫る清々しい季節となりましたが
- 新緑の美しさがかがやく頃となりましたが
※~皆様ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。などが続きます。
5月/カジュアルな文参考例
- 今年のゴールデンウィークは例年よりも休みがとりやすく お出かけする方も多いと聞きますが○○さんはいかがでしょうか
- 青々とした新緑が目にも鮮やかに映る頃となりましたが お変わりなくお過ごしでしょうか
- 海に山にと出かけるのが好きな○○さん きっと今年も完ぺきな連休計画を立てている頃と存じます
- ゴールデンウィークが明けても もう少し休み気分を味わっていたいとあらがっている今日この頃 ○○様はいかがお過ごしでしょうか
- 五月晴れの日には 家中の洗い物をベランダに干して気持ちよく過ごしていますが ○○様もお元気でお過ごしのことと存じます
6月/漢語調の挨拶
- 入梅(にゅうばい)
- 長雨(ながあめ)
- 初夏(しょか)
- 向暑(こうしょ)
※~の候、~のみぎりなどが続きます。
6月/一般的な挨拶文
- 雨後の緑が鮮やかに映る季節ですが
- 梅雨明けが待ち遠しいこの頃ですが
- 初夏の訪れを感じさせる頃となりました
※~皆様ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。などが続きます。
6月/カジュアルな文参考例
- 梅雨に入り 洗濯物がなかなか乾かない日々が続いていますがお変わりないでしょうか
- 梅雨の晴れ間はいつも以上に喜びが増していますが ○○さんはいかがでしょうか
- 初夏の日差しが降り注ぎはじめ 日に日に暑さが増すように感じていますが 体調など崩されていないでしょうか
- 昔から6月の花嫁に憧れていましたが 大人の事情で招待状のみジューンブライドにお届けします
- 晴れの日も楽しいですが 巣ごもりできる長雨も悪くないと感じるようになった今日この頃 皆様お元気にお過ごしでしょうか
式の雰囲気に合わせた時候の挨拶を使おう
季節ごとの時候の挨拶は、ゲストへの心配りもできる日本ならではの風習です。格式を重んじた表現を用いることもできますが、季節を考慮して自由な表現を取り入れてみると、新郎新婦の心情がよりみずみずしく伝わるかもしれませんね。カジュアルな式を予定している方は本記事の文例も参考にしながら、式に合った時候の挨拶を用いてみてはいかがでしょうか?