【7月~12月】オリジナルの時候の挨拶で2人らしい結婚式招待状を!
結婚式準備のファーストステップともいえる招待状作成。招待状の色やデザインはもちろん、時候の挨拶文にも2人らしさを出したいという人もいるでしょう。今回は、そんなプレ花嫁さん必見!結婚式の招待状で使いたい時候の挨拶について紹介します。気心の知れた仲間や身内だけでの式の場合は、くだけたやわらかい表現を使うのも◎一般的なものからオリジナリティあふれるものまで紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
四季を表す時候の挨拶とは?
時候の挨拶とは、季節の移り変わりや季節に合わせた心情を表す言葉です。多くの場合、手紙の冒頭の「拝啓」などに続く言葉として使用されます。手紙や招待状をはじめ、挨拶文には欠かせない文章です。四季の移り変わりを示すことから、日本ならではの習慣ともいえます。結婚式の招待状を準備する際には、結婚式を挙げる時ではなく、招待状を発送しゲストの手元に届く時期に合わせた時候の挨拶をチェックすることが大切です。
【7月~12月】各月ごとの時候の挨拶文例
ここからは、各月の時候の挨拶文例を漢語調表現と挨拶文、カジュアルな文に分けて紹介します。漢語調のあとには、「~の候」「~の折」などをつなげるようにしましょう。
7月(文月)
梅雨が明けて、いよいよ暑い夏がやってくる7月には以下のような時候の挨拶を添えるとよいでしょう。
漢語調
- 上旬:向暑(こうしょ)、仲夏(ちゅうか)
- 中旬:小暑(しょうしょ)、炎暑(えんしょ)
- 下旬:大暑(たいしょ)
- 7月中:盛夏(せいか)、猛暑(もうしょ)
一般的な挨拶文
- 長かった梅雨も明けて、本格的な夏を迎えました
- 蝉時雨が賑やかに降り注ぐこの季節、お元気でお過ごしでしょうか
- 入道雲が空に映え夏の到来を告げています
カジュアルな文参考例
- 一緒にプールへ通った週末を思い出すこの季節 〇〇ちゃんはお変わりなくお過ごしですか
- 夏の夜空を見上げるこの頃 ○○さんは七夕でどんな願いごとをしましたか
- 夏本番の暑さが始まり ビールが美味しい季節になりましたが ○○さんは元気でお過ごしでしょうか
8月(葉月)
夏から秋への変化が大きい8月には、招待状を発送する日によって漢語調の印象もガラリと変わります。
漢語調
- 上旬:酷暑(こくしょ)、大暑(たいしょ)、盛夏(せいか)
- 中旬:新涼(しんりょう)、納涼(のうりょう)
- 下旬:秋暑(しゅうしょ)、立秋(りっしゅう)
- 8月中:晩夏(ばんか)、残暑(ざんしょ)
一般的な挨拶文
- ひまわりが咲き誇る季節となりました
- 厳しい暑さが続いておりますが いかがお過ごしでいらっしゃいますか
- 暦の上では秋ですが 酷暑の毎日が続いています
カジュアルな文参考例
- 熱帯夜が続いていますが ○○さんはよく眠れていますか
- 猛暑が続きうだるような毎日ですが お元気ですか
- 朝夕にはかすかに秋の気配を感じ始めましたが ○○様はいかがお過ごしでしょうか
9月(長月)
9月は、稲穂や秋桜などの語句を使って挨拶文を作ると秋らしい印象になります。
漢語調
- 上旬:初秋(しょしゅう)、新秋(しんしゅう)
- 中旬:涼風(りょうふう)、秋晴(あきばれ)、仲秋(ちゅうしゅう)
- 下旬:秋冷(しゅうれい)、秋分(しゅうぶん)
- 9月中:秋涼(しゅうりょう)
一般的な挨拶文
- 秋の夜長をしみじみ感じる季節
- 鈴虫の音が美しく聞こえてくるこの頃
- すすきの穂も揺れる季節となりましたが いかがお過ごしでしょうか
カジュアルな文参考例
- 少しずつ残暑も和らぎ 過ごしやすい日が多くなりましたが 夏の疲れは出ていませんか
- 台風一過の折 青く澄んだ空が気持ちよく感じられるこの季節 ○○さんはいかがお過ごしでしょうか
- 実りの秋を迎え 美味しいものが増えるこの季節
10月(神無月)
気候も涼しくなり木の葉が色づく10月には紅葉などの語句を使うと季節感が出せますよ。
漢語調
- 上旬:仲秋(ちゅうしゅう)、清秋(せいしゅう)
- 中旬:爽秋(そうしゅう)
- 下旬:秋雨(あきさめ)、霜降(そうこう)
- 10月中:紅葉(こうよう)、夜長(よなが)、秋麗(しゅうれい)
一般的な挨拶文
- 秋の夜長元気でお過ごしでしょうか
- 爽やかな秋晴れの続く今日この頃
- 木々の葉も色づいてまいりました
カジュアルな文参考例
- 色彩あふれる紅葉の美しさに心弾む季節となりました
- 食欲の秋になりました ○○ちゃんは美味しいものを食べていますか
- 山々が華やかに色づくこの季節には ○○さんと行った紅葉狩りを思い出します
11月(霜月)
冬が近づく11月には、以下のような挨拶文を添えると秋も深まりや冬のはじまりを感じさせてくれます。
漢語調
- 上旬:紅葉(こうよう)、深秋(しんしゅう)
- 中旬:暮秋(ぼしゅう)、晩秋(ばんしゅう)
- 下旬:初霜(はつしも)、霜秋(そうしゅう)
- 11月中:初冬(しょとう)
一般的な挨拶文
- 落ち葉が散りゆく季節
- 朝夕の寒気が身にしみる季節となりました
- 初雪の便りが聞かれる季節となりました
カジュアルな文参考例
- 年末に向けて慌ただしい時期に入りましたが ○○様はいかがお過ごしでしょうか
- 温かい鍋料理が恋しい季節になりました
- お布団からなかなか出られない季節となりましたが ○○さんは元気でお過ごしでしょうか
12月(師走)
年の締めくくりともいえる12月。寒さが本格化するこの月には、冬や雪などの語句を多く使います。
漢語調
- 上旬:初冬(しょとう)、初雪(はつゆき)
- 中旬:寒気(かんき)、大雪(たいせつ)
- 下旬:歳晩(さいばん)、歳末(さいまつ)
- 12月中:師走(しわす)、寒冷(かんれい)、霜夜(しもよ)
一般的な挨拶文
- 冬枯れの季節を迎えました
- 年の瀬を迎え
- 澄み渡る夜空に瞬く星が一層美しい季節となりました
カジュアルな文参考例
- 街はクリスマス一色 イルミネーションがまばゆく感じられる季節となりました
- 早いもので 今年もあと少しとなりましたが ○○さんにとって今年はどんな1年でしたか
時候の挨拶を添えて2人らしい招待状を
7月から12月までそれぞれの月にぴったりな時候の挨拶をまとめました。言葉を添えるだけで情景が目に浮かぶ時候の挨拶。ぜひ、招待状を出す季節を表現するとともに、自分たちだけのオリジナリティ要素を加えて、素敵な招待状に仕上げましょう。
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