整理整頓のプロが伝授！新生活で役立つお片付けSTEP3 3つの基本

お片付けコラム第3弾は、いよいよ「お片付けの基本」編です。お片付けが苦手、面倒と感じている方は特に必見。「お片付けしなきゃ！」から解放される、お部屋が散らかりにくくなるヒントをお届けします。

 前回紹介記事はコチラ

お片付けステップ１　整理整頓のプロに聞いた！“ココロの整理”

お片付けステップ２　挙式後ももっと素敵な毎日に♪“モノの整理”

こんなこと、ありませんか？

• 床に荷物がある
• テーブルの上に、何かしら書類がある
• 引き出しがすぐにいっぱいになる
• 片づけても、何となく散らかっている
• 背もたれに洋服がかかっている
• 出掛ける前に携帯電話を探す
• 家族に「あれどこ？」とよく聞かれる

散らかるのには理由があるんです

あてあまるものがありましたか？チェック項目一つひとつに、そうなってしまう理由があります。

• 床に荷物あるのは、モノが多いから。
• 片づけても引き出しがいっぱいになるのは、モノを増やしても減らさないから。
• 片付けてもごちゃごちゃしてしまうのは、もしかするとモノの色がたくさんあったり中途半端な隙間があるとついものを入れてしまっているからかも。
• 背もたれに洋服をかけてしまうのは、そこが便利だから、収める場所が遠いから。
• 出掛ける前に探し物をよくするのは、モノをしまう場所が決まっていないから。
• 家族に「あれどこ？」とよく聞かれるのはモノをしまう場所が分かりづらい、またはしまう場所が決まっていないから。

散らかってしまうのは誰かが悪いのではなく、モノをしまう場所と自分や家族の行動がマッチしていないためです。

戻すを変えると暮らしが変わる

片づけは出して、使って、戻すの繰り返し。「戻す」が変わると暮らしが劇的に変わります。元に戻しやすい収納で散らかりにくく、使ったら戻すというシンプル習慣が継続できればスッキリ生活を楽に維持できます。元に戻しやすいってどういうこと？　モノが少なければ空間に余裕があるのでさっとしまえます。しまう場所が近ければ、入れる・置く・掛けるだけとしまう手間がすくなければ、しまうのが楽です。

３つの基本　その１「減らす」

モノを減らすとき、捨てられれば手っ取り早いですが、まずは分けてみましょう。人は２つに分けるよりも、３つに分ける方が楽。たとえば引き出し一つ、そこにあるものを全部出して、よく使っているもの、使っていないもの、そしてときどきの３つに分けてみましょう。そして今、私が使う、必要なモノだけを引き出しに戻します。ゴミの日を確かめてモノを分けていくと、締め切りに向かってやるきが高まり、片付けが加速します。

３つの基本　その２「しまう」

よく使うモノこそ取り出しやすい場所に。あまり使わないモノは取り出しにくい場所でもOK。あまり使わないので不便に感じる回数も少なくてすみますよね。毎日使うモノは、腰から目線までの手が届きやすい範囲「ゴールデンゾーン」に。手が届きにくい上部には使用頻度が低く、もし落ちてきても危なくない軽めのモノを。下には重いものを収納します。

３つの基本　その3「増やさない」

普通に暮らすだけで、モノは簡単に増えてしまうというお話を第1回のコラムでご紹介しました。だから「増やさない！」と普段から意識していないと、モノはどんどん増えてしまいます。あっという間に収納する場所ががいっぱいになり、収まる場所をなくしたモノは広いダイニングテーブルや床にあふれてきます。それで部屋が散らかりやすくなります。最後に増やさないコツをいくつかご紹介します。

増やさないコツ

• 写真に撮る…お客様目線で家の中を見ることで新たな気づきが生まれます。
• 全部集めてギョッとする…さらに数えてみると、モノの多さを実感できます。
• 不必要なモノは玄関先で処分…ダイレクトメールなどはなるべく早めに処分して部屋に持ち込みません。
• こまめにゴミ箱を置く…捨てやすい環境を整えます。
• 手放し方を考えておく…捨て方が分からず持ったままものモノも意外とあります。手に入れるときには処分の仕方も調べておきましょう。

「なかなか片付ける気分になれない」という方は、1５分程度で１つずつ処理するのがおすすめ。リモコンを集める、クローゼットにかけている洋服を色別に並べるなど。ちょっと動いてちょっと気持ちいいという体験を積み重ねて、片付けストレスを軽くしてくださいね。お二人の新生活に向けて、少しずつ身の回りを整えておきましょう。