~食卓から生まれる幸せのかたち~<2人の新生活スタート編>「食器の選び方」
プレ花嫁のみなさん、ご婚約おめでとうございます。ドキドキわくわくの結婚準備がいよいよ始まりますね。
結婚式の先には幸せな新婚生活が待っています。結婚準備と並行して行わないといけないのが、新しい暮らしの準備。結婚式で誓うであろう可愛い花嫁さんで有り続けるために<食>への気遣いも忘れてはいけません。
今回~食卓から生まれる幸せのかたち~と題して、料理教室主宰/トータルフードコーディネーターの平野陽子先生がお話をしてくださいました♡
平野陽子先生のプロフィールはコチラ
食卓から生まれる幸せのかたち
相手の「おいしい笑顔」を思い浮かべることのできる食卓、お互いを思いやる心のこもった食卓はあたたかみがあり人を優しくしてくれます。「今日も早く家に帰って二人で乾杯!」そんな新生活を想像するとワクワクしてきます。
おいしい料理を食べながら夫婦で会話をする時間はこれから長い年月を共に歩んでいく二人にとって、とても大切な時間です。信頼関係を築き二人の絆をさらに深めていきます。
新生活のスタートにあたり買い揃えるものの一つに食器カトラリーがあります。
今日は「初めての食器選び」にスポットをあてて失敗しない食器選びのポイント、おしゃれでスタイリッシュな食卓にしていくための選び方のコツなどをお話ししていきます。
食器は最低限必要なものを揃えましょう。
大切なことは、新生活をスタートさせる時にすべてを買い揃えない!ということです。結婚前に頑張って種類も数も多めにそろえたけど結局食器棚で眠ったまま、ということはよくある話です。「これステキ!きっと使うわ」「安いからお得だわ」「来客などの時足りなかったら困るから」などと、ついついあれもこれも買いすぎてしまいがちです。
しかし、時と共に食器や食卓の雰囲気の趣向も変わってくることがあります。また、普段使わない食器が多すぎると食器棚などの収納スペースにも余裕がなくなりいわゆる「いらないものをため込む生活」に陥りやすくなってしまいます。日ごろからキッチンをゆとりのある快適な環境に整えておくことは前向きな気持ちで料理に取り掛かる上でとても大切なことです。そして愛着を持って末永く使っていきたい、と選んだ食器を日常使いにすることは料理をする楽しみにもつながりっていきます。まずは必要なものを揃えて参りましょう。
お皿の色柄選び。
和食、洋食、中華と家庭では様々な料理が盛り付けられることを考えると、普段使いのお皿の色は単色使いのものが使いやすいでしょう。ポイントは2色づかい。また柄物を選ぶ時にはシンプルなものがお勧めです。
例えば同じサイズのお皿をグリーンとブルーの二色で揃えます。春、秋冬はあたたかみを感じるグリーンのお皿を使い、夏は涼やかなブルーを使うなど、季節に合わせて使い分けることができます。また、2色同時に使うとテーブルの上に変化が出て華やいだ雰囲気になります。
お皿を二色使いで揃える時には同時に使うことも考えて、色がちぐはぐにならないよう選んでいきましょう。二人で好みの色を探しに行くのも楽しいですね。素敵な1枚に巡り合えますように。
白い食器について
白い食器は料理や季節を選ばずどんな料理にでもマッチするのでレストランやカフェでもよく使われています。「新生活にはオールマイティーの白い食器を」と考えていらっしゃる方も多いのではないかと思います。私自身も白い食器はとても使いやすくて好きなのでご家族向けにおすすめもしています。
しかし、これから始まる二人だけの新生活の場合、白い食器(模様など入っていない本当にシンプルなもの)のみでは食卓の上がさみしい印象になってしまいがちです。
テーブルコーディネートや、料理の盛り付けにこだわるなど日ごろから料理に親しんでいらっしゃる方にはシンプルな白い食器で統一することも良いかと思いますが、ぜひ白いお皿をお考えの方はもう一色加えて二色になさることをお勧めします。
揃えておきたいお皿のサイズと枚数
基本のご飯茶碗と汁椀、お箸に箸置き。そこにプラスして「これがあればスタートできる!」という最低限揃えておきたいものをご紹介します。しかしこれはあくまで目安なのでご参考まで。
①平皿A(直径18㎝)4枚
とり皿、朝食皿、ケーキ皿、パン皿などとして使います。
②平皿B(直径23㎝)4枚
メイン料理を付け合わせと共にのせたり、ワンプレートランチ、また時にはおしゃれなデザートプレートとしても使います。
③少し深さのあるスープ皿(直径21㎝高さ6 ㎝)2枚~4枚
スープやシチューはもちろんパスタ、カレーなどにも。また、サラダを山盛り盛り付けたいときにも活躍します。
④深皿(直径18㎝高さ7㎝)2枚
うどん、そば、ラーメンや煮物、お浸しなどの汁が多いものをつけるときに使います。
⑤小皿(直径9㎝)4枚
しょうゆやたれを入れたり、漬物、つくだ煮、チーズやナッツサラミなどのおつまみをいれたり、また取り皿としても使います。
少しずつ整えていくことに見る幸せのカタチ
「食べる」という営みは毎日行われること。「どんな料理を好んでどのくらい食べるか。来客は多いのか。普段の品数は。」など実際に生活していくと具体的なことが色々と見えてきます。
完璧な状態でスタートしなくても大丈夫!むしろ足りないくらいでもOK!生活しながら少しずつ二人で買いそろえていくといった方法もとても幸せなものです。
「夏には涼やかなガラスのお皿で冷ややっこ」「冬にはほっこり気分を楽しめる陶器や焼き物の器で煮物やお鍋」季節によって料理のメニューも変わるように、装うお皿も衣替えして食生活を楽しんでいけたら素敵ですね♡
そこから生まれるあたたかな会話は家族にとってかけがえのない財産となることでしょう。出典:http://www.shunvmall.com
平野陽子料理教室主宰 / トータルフードコーディネーター / 薬膳インストラクター
旬の食材を大切にしたメニューを取り入れ、季節感やテーマに沿ったテーブルコーディネートで食卓を演出する。