結婚式後ももっと素敵な毎日に♪お片付けステップ8 ゴミの収め場所
最近のわがやのゴミ箱は、使ったティッシュペーパーが山盛り。鼻炎の家族がいるためです。ゴミ箱がすぐにいっぱいになるので、ゴミ箱を増やす?大きくする?と悩み中。今回は「ゴミの収め場所」について考えてみます。
世界で一番ゴミを燃やしているのは?
数年前に「日本のゴミ焼却炉の数は世界一」とニュースになりました。2位のアメリカと比べて4倍もあり、日本の焼却炉数はダントツ世界一! 一人あたりのゴミ焼却量を見ても日本は320㎏、これまた世界1位です。2位のフランスが180㎏で、比較すると倍近くになります。ちなみに、3位はドイツ、4位はアメリカ。あなたのイメージと合ってました?
私たち自身が思っている以上に、私たちはゴミを出し、ゴミを燃やしているようです。
日本で一番はどこ?
2006年度と少し古いデータですが、日本の一般ゴミの量は約5200万トン。最もゴミが多かったのはどこでしょう?
なんとなく想像がつくかもしれませんが、1位は東京都、2位大阪府、3位神奈川県です。反対に少なかったのは、1位鳥取県、2位島根県、3位佐賀県。
一人が一日に出すゴミの量で比べてみると、1位大阪府、2位兵庫県、3位北海道。少なかったのは1位沖縄県、2位佐賀県、3位熊本県でした。
家庭から出るゴミで一番多いのは?
日本で家庭から出る生ゴミは年間約1000万トン、その9割が主にキッチンから出る生ゴミ。生ゴミの中でも最も多いのが「食べ残し」。約4割を占めます。
さらに細かくみると、食べ残しの中でも多いのが手つかず食品。買ってきて調理したり、味見することもなく捨てられてしまうものです。ダブり買いや、買ってきたことを忘れてしまったのかもしれません。
もし冷蔵庫がキレイに整理されていたら避けられたかも。
わが家の一番は?
ぐぐっと焦点をしぼって、わが家で一番ゴミがでる場所を考えてみます。やっぱりキッチン周りが多いと思います。皆さんも予想されているためか、キッチン周りにはあらかじめゴミ箱をセットする人が大半です。シンクには生ごみの水を切るための三角コーナーを置いたり、ゴミの種類別にゴミ箱を多数用意していたり。
ゴミはゴミ箱に捨てる(収める)ということは既に決まっていて、あとはどこに捨てるか(収めるか)だけ。捨てやすい(分けて収めやすい)仕組みをつくりやすい環境にあります。
キッチン以外での部屋では、ゴミの収め場所は決まっていますか?
ゴミ箱を増やす?大きくする?
わが家の場合、春だけ大量のティッシュペーパーのゴミが出ます。そこで、ゴミ箱を増やす、大きなものに買い替えるといった方法が考えられますが、それを使うのは春だけ。
ゴミ箱の使用頻度を考えると、ゴミ箱は今使っているものにしておいて、春だけ何か別のもので代用した方がよさそうです。そこで紙袋を使っています。
季節によって量が変わるモノとしては「布団」があります。一年の中で最も多くの布団を使う冬に合わせた収納量を確保しましょう。
動線上にゴミ箱を
お片付けの基本である「使う場所にしまう」という考え方に基づいて、ゴミ箱も使う場所におきます。
わが家ではティッシュペーパーの近くにゴミ箱を。ゴミが出る場所にゴミ箱を置くと捨てやすい(収めやすい)のでキレイをキープしやすくなります。
例えば、玄関先に小さなゴミ箱を置いておけば、不要なDMをその場で処分できるためリビングに持ち込まずにすみますよね。使う場所にゴミ箱をおけない場合は動線上にゴミ箱を。捨てやすくなります。
手放す方法を知っておく
使ったティッシュペーパーは「捨てる」という行動が明確に分かっているので、すぐに捨てる、手放すことができます。
手放しにくいものといえば、洋服、そして思い出の品、本、お土産、着物。使わなくなってたエクササイズや美容機器なんかもありませんか。それらは「もったいない」といった心の問題、またはどうやって手放せばいいのか分からないという問題があります。
モノの手放し方を知っておくことって、キレイを保つ大きなコツなんです。
活かす方法を考える
モノを手放す方法は、捨てる以外にもあります。身近な方法でいえば、おさがり。必要な人に手渡せるなら、とってもいい方法です。リサイクルショップやフリーマーケット、ネット販売などで売る、友人や知人に譲る、寄付するなど、自分に合う方法を見つけてみしょう。
ある方が大量の本の処分に困っていてたので、玄関先に本を入れたかごを置くことをご提案。訪ねてきた方に気に入った本を持って帰ってもらうようにしました。
本のかごによって、訪れる方との会話も膨らみ、しかも持って帰っていただけるとあってとても喜んでいただきました。
あなたにとって不要なモノでも、誰かにとっては必要なモノかもしれません。モノは使ってこそ価値が出るもの。
ちょっと時間があるときに、あなたが使うモノは何か、使いたくなるモノは何か考えてみてくださいね。
この記事を書いた人:梶津 利江
整理収納アドバイザー1級/整理収納教育士/親・子の片づけインストラクター2級
「モノと頭の中を整理して心をスッキリ!」をモットーに、片付けのアドバイスやコラム執筆、講演などを行っています。