結婚式の司会はプロに頼むべき?友達に依頼してもいい?現役司会者が教えてくれた!プロならではの気配りポイント
結婚式の司会といえば式場が提携しているプロの司会者さんにお願いするのが通例。
でも中には
- 盛大な結婚式じゃないしおしゃべりが上手な友人にお願いしたい!
- アナウンサーをしている友達がいるからお願いできるはず!
- 司会料を安く抑えたい!
そんな理由でご自身で手配されることを検討するプレ花嫁さんもいらっしゃるかもしれません。
はたして、そんな素人の方でも結婚式の司会進行はできるものなのでしょうか・・・・
今回は現役で結婚式の司会をされている山形しのぶさんに結婚式での司会とはどんなところに注意しながら行っているのか・・・・いろいろと教えて頂きました♡
山形しのぶさんのプロフィールはこちら
結婚披露宴に関わるスタッフはたくさんいます。
プランナーや衣装担当、キャプテンにアテンドに料理を届けるサービス。そして司会者や音響担当。この中で当日友達に頼める役割は、司会者のみです。
- 自分達のことを知っている人に司会をしてもらいたい。
- しゃべるのも盛り上げるのも上手。
- 仕事でも人前で話す機会が多いから慣れているはず。
このような理由で友人司会を頼む新郎新婦さんもいらっしゃいます。出典:https://www.easyweddings.com.au
私は司会者として何度か『司会を頼まれたけど、どんな言葉を使ったらいいか分からないから、司会原稿を作ってほしい』と、友人から言われたことがあります。
司会を頼まれたら人は、相当なプレッシャーです。逆にプレッシャーを感じず余裕でいることも心配です。
私がプロの司会者だからという理由ではなく、大切な結婚披露宴という立場に関わっているものとして、司会はプロに頼む方が断然いいと思います。
その理由として
①原稿をプロは見ません
進行表は見ますが、例えば『ケーキ入刀』の時には、新郎新婦の動きやゲストの動き、さらにスタッフの動きや次のファーストバイトの準備まで確認しながらコメントします。
プロでなければ、司会を頼まれたら心配になり、ケーキ入刀の時にはこのようなコメントを~と原稿を用意されます。
原稿があるということは、原稿を見ながら下を見ながらコメントするので、リアルタイムのコメントにならないのです。
対応力に大きな違いが出ます。
②どんな状況に合わせます
例えばキャプテンからお色直し退席のコメントを入れて下さいと言われ、コメントを始めます。その瞬間にエスコートの方が走ってお手洗いへ行ってしまう!ということもあります。
プロであればその姿を見ていたらコメントをのばす、又はキャプテンと目を合わせながら歓談を入れるかの判断をします。
一瞬で判断をする難しさ。小さなことかもしれませんが、その小さなトラブルは意外と多くあります。トラブルをトラブルと感じさせない形にできるのがプロです。
③声のトーンや抑揚の良さ
一般的な結婚披露宴は2時間30分です。すごく元気な友人が司会をしてくれた場合、この時間ずっと元気な声を聞き続けることを想像してみて下さい。友人は盛り上げよう!と一生懸命頑張ってくれていますが、中には『ちょっとうるさいな』と感じるゲストもいるかもしれません。
逆に小さな声や優しい声がずっと続くと、次は何の演出?今何してる?と、楽しみながら進行を見ることができません。
プロは声のトーンや強弱、雰囲気に合わせながら声を上手く使いうんです。
以上が私が思う、司会はプロに頼んだほうがいいと思うポイントでした。新郎新婦さんにとっても、ゲストの皆様にとっても大切な時間だからこそ、プロの司会者は全力でお手伝いをしています!プロにお願いする良さが皆様に伝われば嬉しく思います。
広島市内を中心に約700組のブライダル司会を担当。
新郎新婦に安心感を持ってもらい、お2人もゲストの皆様も笑顔の大切な時間となるように、マイクを握っている。